二蝶の山本容子女将のおもてなしとはどのようなおもてなしでしょうか?

二蝶は雄蝶と雌蝶のふたつの蝶がもつれながら上へ上へ舞い上がる様『隆盛』を願い、名付けられました。四国 (9)

二蝶 高松市の老舗料理旅館

「料亭 二蝶」でお昼ご飯です。

「料亭 二蝶」はJR高松駅より徒歩約10分の所にあります。

株式会社 二蝶の代表取締役社長は、山本亘さんです。

株式会社 二蝶は、昭和21年に初代が旅館として創業した時が始まりです。

姉妹店に、わしょく家 二蝶と、ラウンジ 花小路があります。

戦後間もなくこの地で産声を上げて二蝶は65年が過ぎ、現在3代目だそうです。

二蝶 名前の由来

ホームページの紹介のページに、二蝶の由来が書かれていました。

『四国と本州を唯一宇高連絡船が結んでおりましたその昔、

ここ高松は戦前、二百余名の芸妓衆が活躍する

「さぬき芸どころ」と言われておりました。

その雅なる往時の芸妓『二蝶』の名を受け継いだ私共の屋号は、

お蝶、と、め蝶のふたつの蝶がもつれながら上へ上へ舞い上がる様『隆盛』を願い、

名付けられました。』とのことだそうです。

二蝶の廊下は迷いそう

玄関でお出迎えを受け、今日の予約のお部屋に案内されました。

長い廊下が続きます。所々分かれ道もある廊下です。

初めてのお客様であれば、道に迷いそうな、迷路です。

部屋に通され、椅子に座り、これから「め蝶御膳」を頂きます。

二蝶 め蝶御膳

前菜は、蛸梅肉和え 八幡巻 厚焼き玉子 蛇籠蓮根サーモン 

鰊旨煮 とうもろこしかき揚 鱧小袖寿し 枝豆 などです。

どれも、味わいのある、美味しい御料理です。

幼い孫のU君は、子供用のランチです。

大人の料理は、お酒に合わせて作られていますが、子供の料理には合いません。

子供は、大人の食事のペースでは、間延びします。

幼い子供が、大人の食事に合わせて食事が進むには、かなりの工夫が必要です。

おもてなしを考える時、予約の段階で、

子供の年齢、食べ物の嗜好を知っておく必要があります。

二蝶では、この心遣いが出来ていました。

子供と一緒の家族へのおもてなしには、必要なことです。

仲居さんが、説明を忘れていました、

と言いながら、食前酒を勧めてくれました。

食前酒は、梅酒です。

あれやこれや、質問をして、写真を撮り続けていると、

同業の方かと思われてもおかしくありません。

そこで、前もって名刺を渡し、名乗っておけば、警戒はされません。

椀物は、さざえあおさ真丈 椎茸 青瓜 松葉柚子です。

何故、松葉柚子と言うのですかと聞くと、

柚子を、松の葉のように、切っているからだそうです。

でも、松葉博雄のお椀は、丸い形の柚子でした。

二蝶の綺麗なお姉さんが、丁寧に食事のお世話をしてくれました。

U君にも、綺麗なお姉さんが、丁寧に食事のお世話をしてくれました。

U君は、綺麗なお姉さんが、丁寧に接してくると、

普段の態度と様子が変わってきました。

どうやら、恥ずかしがっているようです。

松葉博雄が写真を、お断りをしないで写真を写したことを後でお詫びをすると、

「お店の為になるのなら、宣伝になるのなら、写真を写して頂く事や、

ブログに掲載して頂く事は、嬉しいです」と、

とても優しい心遣いをいただきました。

お名前を尋ねると、「結です。」と言われました。

「結いの党の結いですか?」と尋ねると、うなずいています。

お造りは、鰹叩き 烏賊 芽物です。

二蝶女将 山本容子さんのご挨拶

先ほど、松葉博雄の名刺を渡し、名乗ったので、

それに応えて、女将の山本容子さんが、挨拶に来てくださいました。

女将の山本容子さんは、大学は神戸の女子大に通っていたそうです。

住んでいた所は、松葉博雄の家に近い場所でした。

こうなると、神戸の話題で話は弾みます。

女将さんのおもてなしは、会話を盛り上げることです。

その場の雰囲気にあわせた話題を作ると、会話は弾みます。

揚げ物は、鱸唐揚げ 無花果天ぷら 青唐 紅葉おろし 煎りだしです。

とても美味しいお料理でした。

二蝶女将の心づかい 苦手な料理の代替を用意

ご飯は、予定では芋ご飯でした。

芋ご飯は、四国なら、鳴門金時の芋かと早合点し、

芋は苦手なんですと話すと、芋抜きの、白いご飯にしてくれました。

実際の芋ご飯は、金時芋ではなくて、里芋でした。

里芋なら、苦手ではありませんでした。

二蝶の女将に、芋は苦手と言った事を後悔しました。

一緒に頂いたのは、ジュンサイの赤だしです。

ジュンサイは喉越がよくて、滑りが良いので、大阪では、

要領が良くて、調子者のことを、ジュンサイな奴と表現します。

御抹茶も頂きました。

和三盆を使った甘いお菓子が付いています。

お菓子の形は、蝶々が羽を広げた形です。

なかなか凝った演出です。

二蝶のおもてなしに満足 また来たいお店です

仲居さん、女将さんのおもてなしといい、お料理の材料、

味付け、盛り合わせといい、なかなか優れた和食でした。

これなら、また来てみたいお店です。

おもてなしの終わりは お見送り

食事中、にわか雨が降っていました。

帰る頃には、雨も上がっていました。

U君のお父さんが、駐車場から車を出そうとすると、

先ほどの綺麗なお姉さんの結さんは、わざわざついてきてくれて、

駐車料金の精算をしてくれました。

このおもてなしに感動しました。

玄関先で、ありがとうございましたと終わるのではなく、

駐車代まで支払っていただきました。

心に残るおもてなしです。

二蝶で食事が終わると、松葉博雄と奧さんは、神戸に帰ります。

U君とU君のお母さんは、JR高松駅まで、お見送りしてくれました。

U君は、淋しそうです。

こんな光景、以前に、ドイツのボンから日本に帰国するときにも、ありました。

帰りは、来た時のルートと同じです。岡山までマリンライナー、そして岡山から新神戸までは、新幹線で帰ります。

マリンライナーで、景色を見ながら、電車に揺られて、

あっという間に一時間経過し、岡山着です。

途中見た景色には、車で来たときには、

寄ってみたいなあと思うサービスエリアがありました。

瀬戸内海の、小さな島々は続き、こんな島を見ながら、

高台でビールが飲める、お店があったらいいなあと思ってしまいます。

2014年8月15日(金)

二蝶へまた来ました。

二蝶で 七五三 の祝い膳 

二蝶で 七五三のお宮参りの祝い膳

七五三のお宮参りが終わると、次は、 高松市百間町にある「二蝶」で、

U君の5歳のお誕生日のお祝いです。

二蝶でお祝いをするのは、前回のおもてなしが良かったからです。

前回の二蝶のおもてなしと、お料理が素晴らしかったので、

5歳のU君の誕生日会も、二蝶を選びました。

二蝶では今日、「明治乳業 社友会 四国支部会」の宴席があるようです。

U君のお誕生日の宴席は、前回と違うお部屋でした。

綺麗な畳の間です。

まず、松葉博雄が、U君の七五三のお詣りと、

お誕生日のお祝いを、かしこまって皆さんに申し上げます。

もちろん、U君へ奨学資金として、七五三のお祝いと、

お誕生日のお祝いに、それぞれ金一封のお祝いを用意しています。

U君のママは、今日は、普段の躾の厳しさはありません。

よくここまで無事に育ったことと、喜びでいっぱいの様子が、伝わってきます。

U君は、5歳になるまで、かなりの旅行をしています。

ドイツのボン市で、2年半生活したので、海外暮らしも経験しています。

松葉博雄から、U君へのお誕生日のメッセージです。

「U君へ おおきくなったね。5才になったね。

おめでとう!これも、パパとママのおかげだよ。

おやこうこうしようね! ひろおせんせい、みどりせんせいより」

お楽しみの二蝶のお料理は、

前菜は、柿白和え、出汁巻き、鴨ロース煮、才巻海老芝煮、

焼目栗含ませ煮、ずわい蟹大根奉書、針生姜、鰊昆布巻きです。

U君は、お誕生日のお祝いに、妖怪ウォッチを貰って、大喜びです。

妖怪ウォッチに入れる、丸い大きなボタンのような物は、

妖怪の絵柄が描かれていて、ウォッチの中では、声が出ます。

1枚100円程度ですが、何枚もあるので、とても上手な、

子どもの購買意欲をそそる、オプションです。

料理は続きます。お造りは、鯛、鰹、紋甲烏賊、芽物です。

椀物は、牡蠣真丈、つる菜、椎茸、栗麩、柚子です。

U君のママは、これからお料理を頂くために、和服を脱ぐことになります。

和服は、少しお料理をこぼしただけでも、染み抜きが大変なので、洋服に着替えます。

焼物は、鰆味噌田楽焼き、紅しぐれです。

揚物は、伝河豚、梅大葉巻揚げ、柿の種揚げ、畑しめじ、青唐です。

炊き合わせは、鴨治部煮、蕪、水菜、紅葉麩、針柚子です。

ビールを頂きながら、U君の成長ぶりを見て、U君のパパとママの、

子育ての話を聞いて、もうお腹も一杯になった頃、いつものご飯です。

ご飯は、むかごご飯、お漬け物です。

果物を頂くと、次は、U君のバースデイケーキを頂くことになります。

今日の二蝶のおもてなしは、「明治乳業 社友会 四国支部会」の方に手を取られていて、

こちらの席には、人手が回っていませんでした。

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2014年11月2日(日)