弘前までは、乗り継ぎが多く、神戸からは遠かったです。社長ブログ/神戸の社長/コンタクトレンズメーカーブログ/メニコン

弘前に来れば、見えてくるのは、津軽富士とよばれる岩木山です。 青森・盛岡 (2)社長ブログ/神戸の社長/コンタクトレンズメーカーブログ/メニコン

青い森鉄道で、三沢から青森に向かう予定です。ところがついさっき、青森行きは発車してしまいました。乗り遅れたのは、JAL三沢行き便が延着したからです。JALを恨むわけもいかず、これから、一時間以上も、ここで待っている訳にもいかず、ここは思案のしどころです。

最初に1800円で、三沢から青森までの切符を買っていました。これをキャンセルして、八戸行きに変えてもらい、八戸から東北新幹線を利用して、青森へ向かう方法に変更です。

青い森鉄道の職員さんの対応は、東北地方のスローな生活になれた様子が伝わってきます。

メニコンの菊川紀幸さんが、イライラしながら青い森鉄道の切符の切替をしている時、松葉博雄は付近の写真を撮っています。

電車に乗り遅れた結果、青い森鉄道で、八戸からは青森まで行くつもりが、一旦八戸まで出て、八戸から東北新幹線で、新青森に行くことになりました。

今回の青森訪問は、菊川紀幸さんにスケジュールを仕切ってもらっているので、松葉博雄は各都市の位置関係があまり分かっていませんでした。地図で確かめると、三沢空港は、太平洋側にあることが確認できました。

三沢から八戸までは、570円の運賃なので、そんなに距離は長くないことが分かります。

電車に乗ってみると、両側のガラス窓は、手動で開けることができます。窓を開けて、外からの風を入れると、心地よい風が入ってきました。

八戸で東北新幹線に乗り換えです。駅の広場には、八戸の物産が売られていました。あれも買いたい、これも買いたいと、奥さんに相談すると、ほとんどが、それはある。あれもある。で、却下です。

珍しい物をどんどん買っていき、いっぱいになったら、その都度宅急便で神戸に送れば、しばらくはビールのアテに困ることはないと思ってみても、なかなか購入の賛同は得られません。

駅のポスターを見ると、立派な鎧甲のポスターが目に付きました。「白糸威褄取鎧 兜、大袖付(しろいとおどしつまどりよろいかぶと、おおそでつき)」昭和28年に国宝に指定された、南部信光公の鎧です。

三内丸山遺跡から出土されたという、国宝合掌土偶のレプリカが展示されています。

八戸から新青森へは、はやぶさで向かいます。料金は4050円です。

広場には、八戸三社大祭に使われる山車が飾られていました。

八戸三社大祭は、毎年7月31日から8月4日に開催されます。およそ290年の歴史があるお祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されているそうです。

夏の、照りつけるような太陽の下に咲いている、ひまわりの花が目を惹きます。夏になると、東北も関西地区も、暑さはみんな一緒です。

向こうの方に、エアコンの整った待ち合いスペースがあります。その先は、東北新幹線のレールが階下に見えます。

待合所で暫く涼んで、周りの人達の話し声を聞いてみると、やはりここは東北だということが伝わってきます。なんとなく、ずうずう弁です。

新幹線はやぶさ19号で、新青森に向かいます。

およそ1時間くらいの乗車時間です。窓が開かない新幹線は、滑るように新青森に向かっています。空は青空で、所々うっすらと雲が見えます。

新青森に着くと、ここからタクシーに乗り換えて、今日の目的地の、弘前に向かいます。

新青森駅では、顧客サービスの為に、JRが記念撮影を用意してくれていました。ねぶたの跳人(はねと)の衣装を着た人たちと、記念撮影です。

新青森駅は、ねぶた祭りの観光客で、大変な賑わいです。普段はこんなに沢山の乗降客はいないそうですが、夏祭りは特別です。

駅の外に出ると、広場に青森ヒバ、正式名は「ヒノキアスナロ」の木が植えられていました。

ヒノキは花粉症には嫌な樹木ですが、この青森ヒバに含まれる「ヒノキチオール」という成分は、近年、化粧品などで、肌に良い成分として知られてきています。

JR新青森から、タクシーで弘前へ向かいます。

タクシーの運転手さんは、個人タクシーの、工藤忠志さんです。青森駅、新青森駅、青森空港の、入構認定・優良乗務員に認定されたドライバーさんです。

次の乗り換えは、レンタカーです。トヨタレンタカーに行き、車を借りて、アイコンの荒木一敏社長のところへ行きます。

青森市内は跳人の人達が、忙しく動き回っています。

青森市内の賑わいをよそに、弘前に向かっています。少しずつ予定より時間が遅れています。弘前では、荒木一敏社長が、松葉さん遅いなぁと、気をもんでおられるのではないかと、案じられます。

青森から高速道路を走り、黒石市のインターで降ります。

ここから地道を通って、弘前に向かいます。向こうの方に、かすかに岩木山が見えてきました。

岩木山は富士山のように、裾野が広がる美しい円錐形の山です。弘前で、岩木山の事を津軽富士と呼ばれるのも納得出来ます。

少しずつ、少しずつ、ゆっくりと、着実に弘前市が近づいてきています。神戸から数えて、いくら乗り換えをしたでしょうか。随分と遠くに来た感じがします。

2014年8月3日(日)