淡路市岩屋の魚屋、林屋の経営する、鮓 林屋は予約が取れない程の繁盛店
淡路市岩屋のお鮓の林屋さんでは、お勘定は符丁で伝えると、ちゃんと請求金額が分かるようになっています。 淡路 (1)
「お寿司が食べたい、お寿司が食べたい」と、
お腹の虫がお寿司を欲しがっています。
松葉博雄は、お腹の虫に、
「どこのお寿司が食べたいの?」と尋ねると、
お腹の虫は、「淡路島の岩屋にある、
林屋のお寿司が食べたい」と、
お寿司をせがんでいます。
だったら仕方がない、
今日は休みの日ではないけれど、
土曜日で仕事が早く終わるので、
奥さんに、お腹の虫が林屋に行きたがっているので、
林屋に行くことを話しました。
そうすると、松葉博雄の奥さんも、
「私のお腹の虫もお寿司が食べたい」
と言ってきかないの、
お腹の虫は「岩屋の林屋のお寿司が良いと言ってきかないの」と、
同じようなことを言っています。
だったら仕方がないね、明石海峡大橋を渡って、
岩屋で車を置いて、林屋へ行くことにしました。
今日の岩屋港は、どんよりとした雲に覆われ、
梅雨の中休みのような、蒸し暑いお天気です。
岩屋は狭い所に住居地が密集し、
わずかな場所に岩屋港や岩屋漁港、
そして船を直すドック、
更には狭い路地に住宅地が建て込んでいます。
車を駐車スペースに預けて、
魚屋さんの林屋さんにまっしぐらです。
林屋さんは、18時半になると、
店の前の魚を入れているトロ箱を片付けて、
店じまいを始めています。
お腹の虫が欲しがっている、
林屋のお寿司は、
魚屋の林屋さんが経営している店です。
魚屋さんがお寿司を握れば、
何となく活きの良い魚を安く食べられるような、
そんな気になってきます。
あまり広くないお店です。
厨房に向かってカウンター席が広がり、
その後ろが狭いながらも座って食べるお座敷です。
注文は、お腹の虫に相談すると、
おまかせが良いというので、
お腹の虫の言うとおりに、
握りのおまかせになりました。
カウンターの前の調理場には、
寿司職人は3人広がって、
その前のお客さんを対応しています。
松葉博雄と奥さんの前の寿司職人は、
この中では最年長のようです。
食べた頃合いを見計らって、
次の寿司を握って出してくれます。
握りは、イカ、大トロ、鯛などの3貫くらい握って、
それがなくなると、また次が出てきます。
大トロは旨かった。
これでお腹の虫はすっかりおとなしくなり、
素直に次に何が出てくるのか、
黙って待つようになりました。
今日の林屋さんのお店は満席で、大賑わいです。
座敷のお客さん達は、グループ客のようで、
お勘定の時には一人一人にお店が領収書を発行していました。
中には、何も書いていない領収書を、
10枚ほど頂戴と、ものすごい要求をする人がいました。
感心したのは、
本当に無地の領収書を何枚も貰っている人がいたということです。
おまかせ握りは、車エビ、ハマチ、トリガイ、
貝柱、雲丹、穴子、鰻と、美味しいものが続きます。
一通り終わると、これで締めましょうかと言われ、
もう少し下さいと、あと3貫追加です。
お勘定の時は、寿司職人がレジの人に、
符丁で、「1と3てん7、2」と、言葉で伝えると、
それだけでちゃんと請求金額が分かるようになっていました。
お腹の虫は、林屋の寿司を出るときには、
何事も無かったかのように、大人しくなっていました。
お腹の虫にも、時々はわがままを聞いてあげないと…と思います。
鮨 林屋
兵庫県淡路市岩屋1168
0799-72-5544
11:00~14:30
16:30~20:00
定休:月曜・木曜
2014年6月28日(土)