あたみ石亭の露天風呂は、古狸の湯です。

あたみ石亭のはなれの部屋数で29部屋です。予約がなければ、古狸の湯に入るには難しそうです。 U君と静岡県熱海市(6)

あたみ石亭の露天風呂『古狸の湯』を出て、また石組みの素晴らしい道を歩いて、はなれの伊東の間に帰ります。

道すがら、小さな岩組の池があり、池には錦鯉が人が近づくのを待っているかのように、近づいて餌を促すように口を開けています。

通り過ぎるときに、鯉の翻る水音が、静かな石亭に響きます。

ここは、静かなお庭だなぁということが、鯉の水音で、改めて気付きます。

ぐるぐるまわっていると、また同じ古狸の湯の建物の周りを歩いている事が分かりました。石亭の庭は、少し慣れないと、どこも同じような石亭なので、道に迷いそうです。

新館と旧館を繋ぐブリッジを渡れば、新館のある棟に繋がります。日は少しずつ昇ってきて、周りが輝いてきました。

少し見上げると、あちらこちらの山の中腹に、温泉旅館やホテル、あるいは温泉を利用した、長期滞在型のケアマンションなどが立ち並んでいます。

熱海の人口は2万人をきったそうですが、他の2万人レベルの町に比べると、格段に高い建物がひしめき合っています。

こんな庭があったらいいなぁ、こんな茶室があったらいいなぁ、こんな飛び石があったらいいなぁと、思いながら、また来た道をゆっくり歩いて、途中途中にある石組みや、石道路を写真に収めていきます。

石亭は、広い敷地の中に29室のはなれがあり、予約をしなければ、なかなか泊まれそうもない、人気の温泉宿です。

人口は2万人以下でも、近くには東京や横浜があり、そこから日帰り温泉客も沢山来ます。別荘用のマンションも沢山供給されています。

住んでる人は少なくても、訪れる人はその何倍もの人が集まるようです。神戸から近ければ、度々訪れたい温泉地です。

部屋に戻って、内風呂の脇にある、庭の露天風呂を見ると、ここでもまた、もう一度お湯に浸かりたくなりますが、そろそろ朝ご飯の準備が始まります。

2014年3月21日(土)