キャメロンハイランドからバスで戻る 新紀冷気酒家の名物は、きしめんです。マレーシア旅行記(13)
キャメロンハイランドからバスで戻る 新紀冷気酒家の名物は、きしめんです。新紀冷気酒家では、水槽に沢山のディスカスが泳いでいるのを見ながら、きしめん料理をいただきました。 マレーシア旅行記(13)
新紀冷気酒家の名物は、きしめんです。
キャメロンハイランドの紅茶館を出て、再びバスに乗り、山を下っていっています。
車窓から見る景色は、キャメロンハイランドの傾斜地を削り取り、
開発中の、工事現場が目立ちます。
キャメロンハイランドの土地は、土が柔らかいため、
あまり高層ビルを造れません。
高地なので、お天気の変わり具合はめまぐるしく、
雲が空を覆うと、どんよりした天気になり、
雲が流れ過ぎると、日が差してきます。
かなり速い速度で、バスは曲がりくねった道を走っていて、
同行者の中に、車酔いを起こす人が出てきました。
SUMさんにお願いして、バスの速度を少し緩めてもらい、
車酔いを防ぐことになりました。
まもなくして山道は終わり、平地に下りてきました。
平地になると、桂林の写真のように、山が重なり合い、
その山も大理石の山なので、採掘があちらこちらで進んでいます。
これだけの大理石の山となると、建設資材としては、宝の山です。
ビルの建設が、増えれば増えるほど、この大理石の需要は増えてきます。
採掘現場は、水をかけないで大理石の採掘をしているので、
この辺の集落は、砂埃だらけです。
日本の九州から来た会社が、この辺りの地元企業と合弁し、
セメント工場を作っているそうです。
そこに働く日本人社員は、九州から持ってきたザボンの木を、
40年前にこの土地に植えたので、この辺りにはザボンの木が沢山茂っています。
もちろん、大きなザボンの実も収穫出来ています。
延々と続く採掘現場です。削っても削っても、山は沢山あるので、
仕事のやりがいはあるでしょうが、ある時期になって振り返ってみると、
これだけ自然破壊をすれば、きっと、自然破壊の副作用が出るはずです。
風が吹いて、この粉塵を人の住む街へまき散らせば、
洗濯物はたまったものではありません。
バスは時々駐車場に停まり、小休止をします。
バス停の近くには、ブーゲンビリアの花が、
この辺りでは何の珍しさもなく咲いています。
小型マイクロバスに、現地の人が沢山乗り込んで移動中です。
しばらくバスは走り続け、その後は昼食をとるために、レストランに向かいます。
今回のレストランも、中華レストランです。
街の中心部に、飲食店が固まっている地域があり、そちらに向かいます。
お昼ご飯は中華料理です。お店の名前は「新紀冷気酒家」です。
日本語で、ウエルカムとドアに書いているのを見れば、
この日本人向けツアー会社が、よく利用する店であることが分かります。
SUMさんの後について、新紀冷気酒家に入ります。
クーラーが効いて、涼しいお店です。
円卓テーブル2つに分かれて、お昼をいただきます。
いつものビール大は、30リンギットです。
新紀冷気酒家の名物は、きしめんです。
もちろん、新紀冷気酒家のコース料理は、
きしめんだけではありません。蒸し鶏もあります。
もやし炒めもあります。円卓テーブルで、皆さんで、
出てきた料理を、分け合いながらいただきます。
次から次へと、お店のスタッフが料理を運んできてくれます。
円卓テーブルは、瞬く間にお皿の置き場が無いほど、
料理のお皿でいっぱいになりました。
向かいに座っているのは、今回のマレーシア旅行の企画担当して頂いた、
徳永弘美さんです。徳永弘美さんは、商社勤務の経験があるので、
海外に出張するのは、日常的なことで、とても海外旅行に慣れた方です。
昼の暑いときに、少し辛い目の中華料理を食べながら、
遠慮無くビールをいただくのは、堪りません。
最後は、デザートのスイカです。マレーシアの爪楊枝は、
とても細くて、1本だけで使っていると、折れてしまいます。
2~3本重ねて使う方が、折れなくて使い勝手が良くなります。
一通り食事が終わると、ビール代の請求に、
お店のスタッフが集金にやってきます。
新紀冷気酒家の奥に、大きな水槽があります。
水槽には、淡水魚のディスカスが、ゆったりと泳いでいます。
松葉博雄は、円卓テーブルから離れて、
一人ディスカスを見に、水槽に向かいます。
ディスカスは、ゆったりと、まるでクラゲのように、
スローな動きをしていますが、飼ってみれば、
その飼育は、なかなかの神経質な魚です。
水の温度、水の浄化、餌やり、ディスカス同士のケンカなど、
これだけ大きな水槽だと、相当なケアが必要です。
念のために、水槽の下の部分を見てみると、上の水槽から水が流れ出て、
下層部分で浄化をして、再び上の部分にポンプで循環している、
その仕組みが分かりました。
ディスカスが泳ぐ水槽のすぐそばに、液晶パネルがあり、
マレーシア航空の行方不明になっている飛行機の件について、
報道がされています。
水槽のディスカスは、アクリル板を通して、
この新紀冷気酒家に来るお客さんを、じっくり見ています。
昼食後、ビールを飲んで少し良い気持ちになって、外に出てみると、
外は30度を超える熱気が、身体全体に伝わってきます。
日本では観葉植物に使われている、アレカ椰子が、
マレーシアの太陽の光を浴びて、元気そうです。
新紀冷気酒家の周りは、飲食店が続いています。
もう、他の料理を食べたいという気持ちはありませんが、
この辺りはどんな料理店があるのか、ちょっと歩いて見てみたくなります。
新紀冷気酒家の隣も、飲食店です。中国人の経営する飲食店のようです。
店の構えは、入り口が狭く、奥が深い、長細い店の造りです。
入り口の近くで、店主が料理をしている様子を、道行く人が見ています。
もちろん、埃もどんどん入ってきます。
そんなことはお構いなしに、料理をするのが、東南アジア風の風習のようです。
2014年3月15日(土)