キャメロンハイランドのバラ園と、紅茶畑の見学です。マレーシア旅行記(12)

キャメロンハイランドの紅茶畑は、スリランカの紅茶畑を思い出します。どちらも、イギリスの統治時代に切り拓かれた紅茶畑です。 マレーシア旅行記(12)

キャメロンハイランドの、 ローズバレーに来ました。いわゆる、バラ園です。

とても狭い、傾斜地を利用したバラ園です。人が一人通るのが、やっとぐらいの、狭い幅の通路です。両脇には、バラがたくさん咲いています。

日本であれば、バラが美しく咲く時期は、5月です。このキャメロンハイランドのバラ園の気候は、寒くもなく、暑くもない、5月頃の気候かもしれません。

バラだけではなく、いろんな植物が咲いていました。六甲山に沢山咲いている、紫陽花の花も咲いていました。紫陽花が咲くのは、6月の頃ですが、キャメロンハイランドは、日本の6月の頃の気温でしょうか?

バラ園の天井は、観光客用に、ビニールテントが張られています。ビニールテントは、雨除けには良いのですが、バラやその他の植物には、太陽の光が当たらなくなります。

こんな所に、サボテンの鉢が、沢山並んでいます。

バラ園の、傍を流れる渓流ですが、キャメロンハイランドが、あちらこちらで山を削ったり、道路工事や、建設工事があるので、渓流の水は、すっかり濁っています。

バラ園では、傾斜地を利用して、上層部に噴水を作り、噴水から流れる水で、細い滝を作り、水の流れで、躍動感を演出しています。

一番下には、流れた水を溜める、小さな池があり、池には錦鯉が泳いでいます。池の水は、ポンプを使って、再び上の噴水に吸い上げられています。これはこれで、水の循環が出来ています。

沖縄で見る、葛の花です。素晴らしい美しさです。

どういう訳か孔雀の檻があり、孔雀の足下は金網なので、孔雀の糞は、下の渓流に流れるようになっています。これでは、美しい水の循環にはなりません。まだ、マレーシアでは衛生に対する規制は、緩いようです。

さすがマレーシア、観光客はインターナショナルです。全身を黒い装束で身を隠している、アラブ系の女性のイスラム教徒も見えました。

どこでもあるのが、観光客用の駄菓子屋です。細かく切ったふかし芋を売っていました。

バラ園は、それほど見るところが無くて、すぐに次の場所に移動です。次の場所は、紅茶農園の見学に行きます。

松葉博雄は、仏教遺跡の勉強のため、スリランカに行ったことがあります。スリランカでも、高地を使って、紅茶畑にしていました。それが、セイロンティーです。

丘陵地には紅茶畑が一面に広がり、この気温を利用して、イギリス人好みの紅茶の栽培が、行われています。

山の変わりやすいお天気で、雨が降り出しました。こうなると、足下が悪くなり、誰も紅茶畑を散策しようとしません。

新幹線に乗って、静岡県に入ると、窓から一面に、日本茶の茶畑が見えるように、この紅茶店から、周囲を見回すと、綺麗な紅茶の畑が続いています。

ティーハウスで、紅茶をいただきます。ティーハウスのなかでは、生産された紅茶などの販売も行っています。

紅茶には、底の方にこの地方特産の蜂蜜が沈んでいて、ハニーティーといいます。よく混ぜて飲んでみると、かなり甘い紅茶でした。これは、15リンギットで、約450円です。

この紅茶がとても美味しかったので、ここで色々な種類の紅茶を買うことにしました。これを従業員の皆さんへの、お土産にすることにしました。

マレーシアに来たというより、日本の中国地方か、四国地方に見られるような、山を耕して段々畑を作り、傾斜地を利用した、高度な集約的な農業をしていることが分かりました。

またまたスコールです。日本なら通り雨です。シャワーを浴びるように、頭上からぱらぱらと雨が降ってくると、防ぎようがなく、急いでバスに向かいます。

次から次へと、観光バスは、お客さんをティーハウスに送り込んでくれて、ティーハウスは立派なティーハウスに建て替えたのか、かなりの充実した施設になっています。

お昼前になってきたので、少しずつ気温が上がり、折からの曇り空は、湿気を含んだ梅雨のような気温になってきました。ムシムシする感じです。

2014年3月15日(土)