可愛院勇気凛々大居士(愛犬りんりん)が亡くなったのは、リーマンショックの頃です。
りんりんがあの世に旅立つ時には、呼び鈴を押して、行ってくるねと、りんりんの音をたてて、出て行きました。
リーマンショックから早くも5年が経過しました。
2008年9月15日に、リーマンブラザーズが破綻した頃、
愛犬りんりんは、命がつきる寸前でした。
りんりんは、悪性リンパ腫に犯され、
かかりつけのリバティー動物病院で
抗がん剤の治療を受けていましたが、
2008年9月21日に、家族の皆に見守られながら、
ゆっくりと消えるように、
命の灯火が消えていきました。
命日の朝、庭に咲いた朝顔の花を見ると、
僅か朝の時間だけ綺麗に咲いて、
日が昇ると消えていく朝顔の花から、
りんりんが消えていった事を連想してしまいました。
そうだ、今日はりんりんの命日なんです。
りんりんが亡くなって、皆さんが悲しむので、
りんりんが家族の皆に愛されているという事を思い出して、
りんりん専用の仏壇を設置し、
位牌を作りました。
りんりんの戒名は、
『可愛院勇気凛々大居士』となりました。
それは、りんりんが可愛くて、
勇気があったからです。
朝顔のツタが伸びるように、
りんりんの思い出も、
りんりんが亡くなっても、伸びていきます。
りんりんの思い出は、りんりんは、
普段の何もない平穏な生活こそ、
幸せであることを、家族のみんなに教えてくれました。
りんりんが亡くなった日のお通夜の夜、
真夜中の1時か2時頃、
突然家の外のチャイムを押す人がいて、
ピンポンと音がしました。
しかし、すぐに外に出ても、人影はありませんでした。
不思議なことに、そのインターホンの音が聞こえた人がいたり
、聞こえなかった人もいました。
不思議なことです。
松葉博雄にははっきりと、ピンポンの音が聞こえました。
今朝の新聞の広告を見ると、
『あの世が存在する7つの理由』という本がありました。
やはり、あの世は存在するのでしょうか?
りんりんが、あの世に行くときに家のチャイムを鳴らして、
家族の皆に、行ってくるね
と挨拶したのであれば、誰もいないのに、
チャイムが鳴った理由がよく分かります。
りんりんが亡くなったとき、
従業員のお母さんが、ホームページのりんりんの記事を読んで、
切り絵であの世にいる、りんりんの幸せそうな絵を作ってくれました。
二人の娘に、りんりんは選ばれました。
ペットショップにシーズー犬を選びに行ったとき、
二人の娘は、背中に、
☆のような白い模様の毛がある、りんりんを選びました。
娘が付けた、りんりんの最初の名前は、ショコラでした。
しかし呼びにくいので、松葉博雄が改名を勧め
、勇気凛々から、りんりんに名付けました。
やはり、りんりんの方が良かったです。
りんりんが好きだった、
テトラポットの形をしたおもちゃをお供えしています。
このテトラポットを押さえると、キュッキュと音がします。その音が聞こえると、条件反射としてりんりんは、ウォーと長く引っ張った鳴き声を聞かせてくれます。
もう一度聞きたいなぁ。あのりんりんの鳴き声を。
2013年9月21日(土)