さぬき市の津田の松原には、八幡神社があります。
津田の松原では、嵐寛寿郎、石原裕次郎、小林旭、高橋英樹、浅丘ルリ子など、映画スターの撮影が、ここでありました。 徳島県日帰りツアー(5)
松原うどんで肉うどんとおでんをいただくと、わずか500円ちょっとで、もう満腹です。奥さんと相談し、津田の松原を、散歩することにしました。
津田の松原は、さぬき市にあります。地図で見ると、この辺りには名所が沢山ありそうです。
広い松原で、目に留まったのは、鳥居のある神社です。神社に行って、安産のお願いをすることにしました。
ここの神社の名前は、八幡神社でした。八幡神社は、全国に沢山あります。神戸の六甲にも、八幡神社があります。
全国に沢山八幡神社があるのは、全国の武士から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬を集めていたからだそうです。
そうすれば、戦の神様に、我が家の孫が生まれる、安産の祈願をするのは、少しお願いの筋が違うのかなぁ?と、自問しながら、とりあえずは、本殿に行き、安産の祈願をしました。
よく整備された神社です。大雨が降り、風も吹いたことと思いますが、境内は清められていました。
八幡神社にも、安産に関わる、「子宝の松」がありました。やはり、幅広い要望に応えて、戦専門でもなさそうです。
戦のための馬もありました。神馬です。
本殿に着きました。お賽銭を入れて、鈴を鳴らし、奥さんと二人で、安産を祈願しました。
祝詞があったので、宮司さんの口調で、拝詞を読み下してみると聞いていた奥さんが、お上手、お上手と、褒めてくれました。何でも出来るんやねぇと、褒めてくれました。
いやいやそうではありません。出来ないこともいっぱいあるのです。カラオケが出来ません。腰痛で、ゴルフが出来ません。もっともっと、出来ないことがあるのです。
本殿のお参りの後は、松原を通って、海辺の方に行ってみることにします。
鳥居をいくつかくぐって、海の方向に続く道をまっすぐ歩いていると、瀬戸内海国立公園 津田の松原の、掲示板がありました。
掲示板を見れば、何と懐かしいことか、嵐寛寿郎の、鞍馬天狗の覆面姿がありました。その隣には、何とも頑固そうな、版画の大家、棟方志功の鉢巻き姿もありました。
嵐寛寿郎の当たり役、鞍馬天狗が、新撰組をやっつけるストーリーです。子役は、杉作です。馬に乗り、駆けつけてきて、新撰組をやっつけて、最後に杉作に向かって「日本の夜明けは近いぞ」と言っていました。
杉作の役は、美空ひばりです。石原裕次郎 小林旭 高橋英樹 浅丘ルリ子などの、映画俳優も、この津田の松原に、映画の撮影に来たそうです。
津田の松原なら、電線もありません。電柱もありません。ネオンも、看板も、みんな無いので、時代劇でも撮影出来そうです。
石原裕次郎の映画は、津田の松原で、どんな映画を撮ったのかなぁ?と、考えながら歩いていると、行く手に松の大木が、折れて横たわっていました。これは、一体どうしたことでしょう。
2013年9月5日(木)