山中温泉 鶴仙渓遊歩道を散歩します。

鶴仙渓遊歩道には、芭蕉堂、東山神社、あやとり橋がありました。渓流は、大雨で増水して、激しく流れています。    北陸加賀 山中温泉(5)

加賀山中温泉 花紫の玄関は、苔が雨水を吸って、織りたての緑の絨毯のように美しく輝いています。この石畳の玄関から、沢山のお客様が迎えられています。

松葉博雄と奥さんと長女の3人で、鶴仙渓遊歩道を目指して、散歩に出かけます。

昨日見つけた、mihoちゃんの家の前を通ります。

散歩コースは、山と山の谷間になった、渓流沿いの散歩コースです。

山中は、輪島と並んで、石川県では有名な、漆塗りの産地です。そのため、漆を祀る神社も、建てられています。

信仰の中には、信仰の対象は、唯一とする信仰もあれば、日本やインド、中国などのように、身の回りにある自然物、人物、生物、宇宙を信仰の対象にすることがあります。

今年世界文化遺産に登録されることが決まった、富士山は、信仰の対象でもあります。

芭蕉の足跡を残す、芭蕉堂がありました。近付いて、案内板を読んでいると、この付近の蚊がやってきて、大歓迎をしてくれました。立ち止まると、すぐに蚊がやってくるので止まれません。

京都の苔寺を思わせるような苔が、木の回りに生しています。とても風情のある景観です。

鶴仙渓遊歩道お散歩マップを見れば、歴史のある散歩道でもあり、かなりの観光資源でもあります。

散歩道は、足を滑らさないように、よく手入れがされています。しかし、雨上がりなので、岩に付いた苔に足をとられないように、気をつけて進みます。

北國新聞の報道にあるように、一ヶ月分の雨の量が、たった一日で降った結果、普段水かさの少ない渓流に、多くの濁流が勢いよく流れています。

進行方向に向かって、右手は急流です。滑って落ちると、助かりません。

左手は、山肌が迫っていて、苔が美しく、雨水を吸収して、生き生きとしています。

行く手に、小さな滝がありました。日照りの時なら、あるかないか位の水量が、昨日の雨の後は、かなりの大きな滝に、変身しています。

神戸の三宮で、アスファルトジャングルの中で、日々仕事をしていると、山中温泉の散歩道は、緑溢れる、森林浴いっぱいの散歩道です。

案内板では、あと950メートルで、こおろぎ橋になっています。

950メートルはちょっと遠いので、近くにある、あやとり橋の方に、進路を変えます。この辺は、非常に柔軟な判断をしています。

階段を上がっていると、夏の日を浴びて、一生懸命鳴き叫んでいた蝉が、鳴き疲れたのか、それとも子孫を残して、役目を終えたのか、落下して一生を終えていました。

春なら桜、秋なら紅葉が美しそうな、公園に出ました。

公園の階段を上がると、渓谷にまたがるあやとり橋がありました。

芭蕉が詠んだ歌に、「かがり火に 河鹿や波の 下むせび」があります。

名所なので、山中温泉の観光協会のホームページを参考にして下さい。

集中豪雨で、沢山の水を含んで急流となった渓流をまたいで、橋を渡ります。

橋の中央辺りで渓流を見れば、上流に向かって左手に、川床がありました。

加賀市や金沢地方は、古くは京都の文化を受けてきた街です。

川床でお料理をいただくのも、京都風の文化です。

山の形と、橋の形が、重なるところがありました。なかなか良いアングルです。

松葉博雄の奥さんが、川床が見える橋の欄干で、写真を撮ってくれました。川から涼しい風が流れて、川床に行かなくても、橋の上でも十分な涼がとれました。

山中温泉お散歩バス

2013年8月24日(土)