久美浜の海辺に、風蘭の館があり、臨海学校として使われています。

風蘭の館は、湊小学校・蒲井分校でした。 久美浜訪問記(3)

これから、yukiちゃんの案内で、手打ち蕎麦を食べに行きます。

場所は、「風蘭の館」です。風蘭の館は、山陰海岸ジオパークの中央部、蒲井にあります。

少し前まで「湊小学校・蒲井分校」でした。その校舎を改築してきれいにしたようです。

校舎の造りは昔のまま、桜の木も昔のままに残しているそうです。

校庭のすぐ前は蒲井浜、館の名前は、海辺に咲く風蘭の花にちなんで、「風蘭の館」となりました。

(本文参照元:風蘭の館ホームページ:http://furan-yakata.com/)

風蘭の館の名物は、近くの海で採れた魚介類の料理と手打ちそばです。

宿泊施設と食事処を備えた京丹後市の公共施設として生まれ変わりました。

京都の最北西の小学校跡地になります。

教室は宿泊用の部屋、体育館は囲炉裏を配備したお食事処、校庭は大きな桜の木がある駐車場にと、かつての雰囲気を残して、上手にリフォームされています。

こんなところに来たかった、こんなところで合宿したかった、と思わせるような、絵に描いたような臨海学校です。

丁度、中学生の一団が、臨海学校に集い、かき氷を食べていました。

車のナンバーを見れば、なんと同じ神戸番号です。神戸のどこから来たのでしょうか?

本当に楽しそうです。先ほどまで久美浜の海で泳いでいたのか、水着を着た女学生も居ます。

みんな暑さを凌いで、木陰でかき氷を頂いています。

お蕎麦を頂く部屋から、中学生のグループの行動を見ていると、何人もの大人のサポーターが中学生達をサポートしています。

氷を削って、イチゴやレモン水をかけて、中学生達にあげています。

見ていると、おかわりをして、またおかわりに来て、何だか食べ放題の氷のようです。

yukiちゃんから、風蘭の館で手打ち蕎麦をいただくよう、提案がありました。もっと詳しく言えば、yukiちゃんは蕎麦打ちの有段者だそうです。

三田にある永澤寺に、蕎麦打ち道場があり、この永澤寺の道場で、何度も昇級試験を受けているそうです。

小学校を改造した食堂は、元は講堂のようです。

天井を見れば、太い柱を使った梁が下から見えます。

そば処 風蘭の館 では、風蘭定食が1050円、皿そばが750円、追加そばは1皿100円、ノンアルコールビールが300円でした。

風蘭定食には、盛りそばの他に、かやくご飯が付きます。

臨海学校の学生達を見ていると、昔の中学校の時代、夏休みにみんな集まって、学校の校舎で泊まったことを思い出します。つい、あの頃は良かった、と言いそうです。

風蘭の館を出て、中学生達が泳いでいたと思われる、すぐ近くの浜辺に寄ってみます。

地図で見ると、久美浜湾は、ほんの狭い水路で、日本海と繋がっていて、久美浜湾自体は、日本海の荒波が伝わってこない、湖のような静けさです。

お昼を回って、一日の中で一番暑い14時頃になってきました。松葉博雄は、車を停めて、水着に着替えて、このまま久美浜湾にまっしぐらに飛び込んでいきたい気持ちです。

そんな希望は、yukiちゃんと奥さんに却下され、またドライブが続きます。

海に面した喫茶店の、OLD FASHIONED STYLE カジュアルレストラン「BAY COOK(ベイ・クック)」に寄ります。

ホームページ:http://www.baycook.jp/

海を眺めながら、ほっこりとくつろげる空間のお店です。不思議なことが起きました。窓越しに見える久美浜湾の海の波を見ていると、舟に乗っているような錯覚に陥り、揺れる波が、船酔いを起こしそうになってきました。

喫茶店に行って、船酔いしたと言えば、信じてもらえるでしょうか?きっと、そんなばかな、と言われるかもしれません。でも本当に、窓の外の波を見ていると、yukiちゃんと奥さんは、船酔いになってしまいました。

館の周りに、大きな蜂がぶんぶん飛んでいます。どうやら館の屋根に、クマンバチのような大きな蜂の巣があるようです。

クーラーの効いたお店の中から、また野外に出ると、ムンとするような熱気が襲ってきます。

すぐに、駐車している車の所に向かいます。車も、少し停車しているだけで、車内は50度を超えるくらいの熱気に包まれています。早く窓を開けて、クーラーを付けて、車を走行させれば、久美浜の涼しい風が頬をなでてくれます。

これから、次の目的地に向かいます。かぶと山にあるビショップという雑貨品のお店です。

2013年8月7日(水)