誕生日の日に、ここまでの道を振り返ってみると、ほどほどの中庸が丁度良いようです。
誕生日の日には、産んでくれた父母、祖先と、育ててくれた人達に、感謝です。
誕生日の日には、これまでの健康と、エネルギーを燃やし続けられる生き甲斐と、適当な息抜きの、均衡が取れたバランスに、感謝です。
「5月のバラ」がピッタリの季節になる頃、毎年誕生日が回ってきます。地球は一周して、スロットマシンの番号が一致したように、その日が来ると、誕生日になります。
誕生日のことを一番良く知っているのは、産んでくれた母親だと思います。産まれたばっかりの松葉博雄はどんな赤ちゃんだったのか、その後、どのように育って行ったのか、一番知っていたのは母親です。
母親も亡くなり、周りの人で、松葉博雄の幼い時のことを知っている人が、年長の順に亡くなっていくことは仕方がないことです。
松葉博雄の記憶がまだ残っていない頃、どんな苦労があったのか、知りたいところですが、聞く相手もどんどん少なくなり、いつの間にか自分一人で成長したように思ってしまったら、いけません。
そのために、誕生日はこれまで、父や母、兄弟、その他育ててくれた人達への感謝の気持ちを感じる日になります。
朝起きると、仏壇に向かって、曾祖父、曾祖母、祖父、祖母、父、母、そして亡くなった兄弟や祖先の皆様に、お線香をあげ、手を合わせ、感謝の祈りをあげました。
会社に出社すると、従業員の皆さんから「お誕生日おめでとうございます」のメッセージを付けた花束をいただきました。
子ども達と、孫達からも「お誕生日おめでとうございます」のメッセージが付いた花束をいただきました。
いずれも綺麗な花束です。綺麗な花も、しばらくすれば、弱って枯れてきます。その前に写真を撮って、美しさを残しておきます。
出来るだけ、沢山の方に愛でてもらうのが、花にとっても、花を贈ってくれた人の気持ちにも応えられることになるので、今日一日鑑賞した後は、もっと多くの方の目に触れる場所に移します。
メッセージの中に「いつまでもお元気で」とか「いつまでも若々しく」と、かなり難しい注文がありました。
今見ている花が萎んでいくように、そんなにいつまでも花は咲き続けられません。
しかし、今日のお誕生日を皆さんが気にしてくれて、昔気にしてくれた人達が、今は亡くなって、亡くなった方には手を合わせるしかありませんが、今一緒にいる人達には、感謝の気持ちを伝えなければなりません。
ドイツに滞在中の、こうちゃん夫婦と、U君からも「パパお誕生日おめでとう」のメッセージをいただきました。こちらのメッセージは「何歳になっても向上心を忘れずにいるパパ…」とあります。これも、少しずつ脳のメモリーが弱っていく傾向の中では、段々難しくなっていきます。
誕生日を迎えて嬉しいのは、元気で迎えられたことです。毎日美味しいご飯をいただき、毎晩ビールが飲めて、毎日仕事が出来て、歩くことも、泳ぐことも、旅行に行くことも、ドライブに行くことも、食事に行くことも、大学院へ行くことも、出来ています。
やはりこれが、元気な体に親が産んでくれたお陰です。
健康維持の為に、少しばかりの努力はしてきました。気をつけてきたことは、親や、学校の先生達から躾けられた、正しい生活のルールです。
出来るだけ規則正しい生活をすることです。朝起きる時間、食事をする時間、寝る時間、運動の量、お酒の量、勉学の量、レクリエーションの量など、偏らないように心がけてきました。
趣味も大切です。出来るだけ広い趣味をもち、多くのことに好奇心をもつようにしています。
友達を大切にすることも重要なことです。交流会に呼ばれたら参加するようにする、幹事役などもしてきました。
もう一つ大切な事は、家族の絆です。仕事と家族の絆を比べると、どちらが大事か?と、考えると、どちらも大事です。家族を養う為には、仕事をして、収入を高めなければいけません。しかし、仕事に偏りすぎて、収入を追うことに偏りすぎてしまうと、家族の絆は細くなってしまいます。
誕生日の日に、ここまでの道を振り返ってみると、ほどほどの中庸が丁度良いようです。
2013年5月8日(水)