清明祭(シーミー祭)は、祖先の供養のお祀りです。門中の皆さんがお供えを持ち寄っていただきます。
清明祭(シーミー祭)は、祖先の供養のお祀りです。門中の皆さんがお供えを持ち寄っていただきます。清明祭を仕切るのは、代々長男の引き継ぐ仏壇がある家の家長です。 第142回沖縄訪問(1)
清明祭(シーミー祭)は、祖先の供養のお祀りです。
清明祭は、祖先供養だけでなく、一族の団結です。
祖父母、親、兄弟、いとこ、はとこへと、一族の絆は続きます。
沖縄の大切な年間行事、清明祭に行ってきます。
今日の神戸のお天気は晴れです。
8:15発のANAの飛行機で沖縄に向かいます。
神戸空港は修学旅行中の沢山の学生で大賑わいです。
第142回沖縄訪問はこれから始まります。
今回の大きなテーマは清明祭に参加する事です。
さて、どんなことがあるやら楽しみです。
朝8時半頃神戸空港を出発すると、
お昼には恩納村前兼久の清明(シーミー)祭に間に合います。
朝ご飯は、ANAのサービスで頂きました。
メニューは、淡路屋の焼き肉弁当です。
この後運転があるのでビールは飲めませんが、
キャビンアテンダントの方が気を利かせて、
「ノンアルコールビールはいかがですか?」と、
代わりのビールを勧めてくれました。
10:45くらいに那覇空港に着きました。沖縄は少し曇りです。
空港ロビーのいつもの水槽に寄って、前のウツボ君の代わりに、
今度はナポレオン君に到着のご挨拶です。
レンタカー会社の人に迎えに来てもらって、
レンタカーに乗って前兼久に1時頃着きました。
これから清明祭に向かいます。お天気は悪く、
ホテルを出たときは小雨だったのが、
清明祭の行われる所に着いた頃は、ザーザー降りのお天気です。
金城家門中の墓に集まったのは1時過ぎです。
金城家門中の若手の人達が協力し合って、
お墓の広場の上にブルーシートを張り、
雨よけが出来ています。
これから皆さん集まってきて、ご先祖様に向かって、
感謝のお祈りが始まります。
そして家々から自宅で作ったお料理を持ち寄って、
ご先祖様にお供えをして、その後お下がりを頂き、
皆さんのお昼ご飯になります。
多いのは、いなり寿司、大福餅、揚げ物などです。
沖縄の気温は高いので、生ものは傷みやすく、
油で揚げるか、炒めるか、煮物にしています。
沖縄ではオードブルがよく出ます。
大きなお皿に、あれやこれやが盛りだくさんです。
これは、主婦の負担を軽くする為に、お総菜屋さんや、
お弁当屋さんがオードブルを作っています。
清明祭の祭主は、金城家の総家長です。
代々の長男が受け継ぐ事になります。
長男の家に仏壇があり、長男は仏壇を守っていく大きな責任があります。
金城家の祭主は金城正浩さんです。
金城正浩さんは、門中を代表して、
西の方向に向いて、食べ物と祈りを捧げます。
そして、紙で作った、あの世で使えるお金『ウチカビ』を焼いて、
煙をあの世に送ります。
2013年4月14日(日)