「奥さん、こんないい人はいないですよ。こんないい人、どこで探してきたのですか?」と私をべた褒めです。沖縄浜比嘉島の玉城精光さんから
奥さん、こんないい人はいないですよ。こんないい人、どこで探してきたのですか? いい人ですねこの人は。大事にしてあげて下さいと、言われました。浜比嘉島 第139回沖縄訪問(18)
奥さん、こんないい人はいないですよ。
松葉博雄を見て、玉城精光さんは、「この人はいい人だ、
この人はいい人だ」と、ベタ褒めしてくれました。
パーラーみなとの玉城精光さんは、どこにいるのかな?
お店がなくなったので、自宅を探してみます。
以前に自宅にお伺いしたことがあるので、
大体の家の場所は分かっています。
港から一歩奥に入っていくと、
浜比嘉島の昔の佇まいの面影を残す集落が広がっています。
普段は集落の中にまでレンタカーの車は入ってこないのですが、どういう訳か、
今日は狭い集落の村道を何台もの車が走り抜けています。
防風の為の石垣が積まれた道を、道なりに沿って歩いて行くと、
玉城精光さんの家に着きました。
松葉博雄と奥さんが、
キョロキョロと周りを見回しながら歩いていたのが人目を引いたのか、
玉城精光さんの方からお声掛けがあり、お家から出てきました。
しばらく振りに見る玉城精光さんは、あごヒゲを蓄え、少し精悍な感じです。
さて、ロッキーはまだ元気にしているでしょうか?玉城精光さんに、
「ロッキー君に会いに来ました」と話しかけると、玉城精光さんの話では、
実は残念なことに、昨年ロッキー君は亡くなったそうです。
「今、ここに埋まっています。」と、指さすその土地は、玉城精光さんの家の前の、
バナナを植えている小さい畑の隅に白い貝殻を積み上げた場所です。
ロッキー君は、昨年(2012年)の11月頃、事故で亡くなったそうです。
ロッキー君には、昔の沖縄流の葬儀をしています。
焼かないで埋葬し、1年経って掘り起こして、
もう一度骨を洗って、お墓に埋めるそうです。
≫ロッキー君
浜比嘉島で、初めてロッキー君を見た時、
松葉家のりんりんによく似ていたので、写真を写しました。
≫りんりん
そしてりんりんを飼っていた次女に、写真を見せると、
しばらくは、これが偽のりんりんとは、
分からなかった思い出があります。
玉城精光さんは、松葉博雄が来た事を大変喜んでくれました。
奥さん、こんないい人、どこで探してきたのですか?
玉城精光さんは、松葉博雄に大変懐いています。松葉博雄の奥さんに向かって、
「奥さん、こんないい男はいないですよ、
大事にしてあげて下さいね」と言ってくれました。
続けて玉城精光さんは、「奥さん、こんないい人は、なかなかいませんよ。
どこでこんな人を見つけたんですか、この人はいい人です、
大事にしてあげて下さい」と繰り返し言われました。
玉城精光さんの要望で、一緒に写真を撮って下さいと言われ、
一緒に写っていると、随分体をすり寄せて、手を握りしめ、
なんだか昔の戦争に行く前の出兵の時のような、
写真になってしまいました。
玉城精光さんに、「この道をたくさんの車が通り抜けていますが、
どこに行こうとしているのですか?」と、尋ねると、この先に、
お正月の参拝客が集まる、拝所があるそうです。
それなら、私たちもそちらに行ってみますと、
拝所に行ってみる事になりました。
2013年1月2日(水)