あじさいが3000本 西脇の西林寺

あじさいが3000本、西脇の西林寺の向かいには、あじさい園があり、6月の下旬にはあじさいファンが集まります。あじさいが咲くと、茶席が設けられ、あじさいを見ながらお茶を一服頂きます。 西脇ツアー(8)

西脇西林寺 あじさい園 あじさいが3000本

西脇の西林寺の向かいには、あじさい園があり、6月の下旬にはあじさいファンが集まります。

その前、庭師の皆さんは池を清掃し、紫陽花の手入れをしています。

お客をもてなすことは大変なことです。

西林寺 は、法道仙人が開いたと言われるお寺で、西林寺本尊の十一面観音

菩薩像は、兵庫県の重要文化財に指定されており、藤原中期の作で手が4本

あるという珍しいものです。

西林寺はかなり古いお寺で、樹齢200年を超えると言われる、唐子ツバキの

巨木で有名です。

山門をくぐると、古さがわかります。

山門の両脇には、古いお寺によくある仁王像が、一対になって立っています。

阿形、吽形の像が一対になっているのは、寺院内に仏敵が入り込むことを防

ぐ守護神としての性格を表しています。

無縁仏は一カ所に集められ、合祀され、ピラミッド状に積み上げられています。

鴨長明が『ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。』とい

うように、この世の中で変わらない物はない、無常の世の中を表しています。

お墓を建てた時は、永代供養を願い、子々孫々までと思っていても、いつの

日か無縁仏になり、ひとかたまりに扱われ、せめて墓石が残っているだけで

も、この世との繋がりが続いています。

西林寺の芭蕉

西林寺で気になるのは、芭蕉の青々とした幟のように、まっすぐに上に伸びた葉です。

芭蕉はバナナと同じ様に実がなり、バナナそっくりの房がつきます。

バナナにそっくりなら、芭蕉も暖かいところや、暑いところを好むと思いま

すが、それほど暖かくもないような西脇市で、芭蕉が大きく育つのが不思議

に思います。

あじさい園

都麻乃郷 あじさい園にやってきました。

西林寺の境内にあり、敷地面積約12,000平方㎡およそ3000本の紫陽花が咲

き誇る北播磨最大規模のあじさい園です。

あじさい園の入園は、無料でした。

これからあじさいの花が満開になるのに備えて、庭師の方が何人も、紫陽花

の花が見栄えるように、準備をしています。

あじさい園の壁の向こうには、新たに増築したような新しい墓地が広がっています。

最近は少子化で、お墓を建てても、お墓を引き継いでくれるかどうかも分か

らず、それならそれで、自信のない人が集まって、合同葬儀のお墓が増えています。

ここにあがってごらんという場所にあがってみると、2mほど高い場所か

ら、あじさい園が一望できました。

あじさい園をぐるっと廻ってみても、まだ満開には2週間ほど早いように思えました。

ほんの僅か、早咲きの紫陽花が咲いていましたが、ほとんどはこれから咲きそうです。

どうして他の場所より、紫陽花の咲き方が遅いのかとみると、この紫陽花に

は、ほとんど太陽が当たっていません。紫陽花の上には、杉や桧の林が広が

り、日光を遮っています。

庭師のおじさんは、これまでに沈んだ沈殿物を取り出して、竹箒で池を洗っています。

西林寺の堂々とした仁王門の表に量感のある仁王像が、裏に増長天と持国天

の二天王が安置されています。

お墓を守るのが難しいように、古い寺を次世代に引き継いでいくのも難しいのです。

何しろお寺は、信者からのお布施や寄付が中心で、信者が少なくなれば、存続も危うくなります。

どこのお寺にも、神仏融合の形が残っています。お寺なのに、しめ縄が張ら

れ、神社の様式が感じられます。

山門の近くには、年代を感じさせる古くて大きな、200年の年輪を重ねたツ

バキの大木がしっかり根をはっています。

この古い木にも、神が宿ると信仰の対象になります。

向こうの方に、小学校の講堂のような建物があり、近づいてみると、国体記念と掲示されています。

きっと兵庫県で国民体育大会が開催されたとき、西脇のこの場所で、何かの

競技場に利用された跡だと思います。

来た時に、山門のすぐ軒下で、じっと座っていたおじさんが居なくなって、

山門だけになったので、もう一度この美しい山門を写真に撮りたくなりました。

一通り廻ったので、今回の蛍鑑賞ツアーはこれで終わりです。

近隣ドライブとして、西脇地区はもっと深く耕せば、更に良い所が出そうです。

私の近隣ツアーを参考にしている方も、沢山いらっしゃるので、先達役を務

めなければなりません。

2012年6月7日(木)