野口雨情の「波浮の港」の磯の鵜の鳥と、大磯港の鵜の鳥が、重なって見えます。大磯港の鵜の鳥は、まだまだ帰りたくなさそうです。

野口雨情の描く、波浮の港の磯の鵜の鳥と、大磯港の鵜の鳥が、重なって見えます。大磯港の明日の天気は、ヤレホンニサ凪るやら 淡路島(7)

野口雨情の描く、『波浮の港』の磯の鵜の鳥と、大磯港の鵜の鳥が、夕暮れ時の景色に重なって見えます。

5月の連休中に外に出れば、交通機関も、行楽地も、食事処も、どこもかしこも渋滞することは分かっている事なのに、それでも出て行ってしまいます。

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もし今の時期に、京都の伏見稲荷に参拝に行けば、お正月の初詣の時のような混雑はありません。直ぐに本殿の参拝所に辿りつけ、鈴を鳴らしてお稲荷さんにお願いすることが出来ます。

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混んでない時に出掛けて、時期をずらすという事は、時間の有効活用に繋がる事ですが、これが分かっていても出来なくて、ついついゴールデンウィークのど真ん中に、出掛けて行き、待ち行列の列に並んでしまうのです。

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外で食べるのはやめて、持ち帰りのお寿司を『いちじろう』で握ってもらい、このお寿司を淡路のお家で頂きます。

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魚増の焼穴子も戴きます。木の芽を上に乗せて、木の芽の香りを穴子に移します。

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ビールを戴いていると、少しずつ太陽は西の空に沈んでいき、今頃行楽客の帰り道の高速道路は、きっと大渋滞しているだろうなぁと思います。

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今頃高速道路を使って神戸に戻れば、きっと渋滞に巻き込まれてしまいそうなので、神戸に帰るのは明日の朝にして、渋滞から逃れようとしています。

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日が沈んでいくのを見ていると、光と影の陰影がはっきりとしてきました。

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植えたばかりの芝生が西日を浴びて、芝生が育っていることに鮮明な成長を感じます。

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大磯港を見ていると、鵜の鳥が水浴びをしているように、波の上で羽ばたきをしながら、また波に浮かんで、夕暮れ時に遊んでいるようにも見えました。

鵜の鳥が、大磯港で夕暮れ時に遊んでいるのを見ると、なんとなく野口雨情の「波浮(はぶ)の港」を思い出します。

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♪磯の鵜の鳥ゃ日暮れにゃ帰る

波浮の港にゃ夕焼け小焼け

明日の日和はヤレホンニサなぎるやら

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今の大磯港に遊ぶ鵜の鳥の光景と、波浮の港で夕暮れ時に、鵜の鳥が寝床に帰る光景が重なって見えます。

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大磯港の鵜の鳥は、なかなか帰りたくなさそうです。きっと独身で家に帰っても、誰も待っていないか、帰ると怖い奥さんが待っているかのどちらかで、時間を潰しているように見えます。

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緩やかな夕日を浴びて、光と影が美しい陰影を醸しだして、5月のバラに浴びせています。なんと綺麗なバラでしょうか。バラは元から美しい上に、自然の光がさらにバラの美しさを引き立てているように見えます。美しいドレスを着たレディにスポットライトが当たるようなものでしょうか?

2012年5月3日(木)