どうするのかな?
どうするのかな?こんなに沢山動物がいて、ご飯はどうするのかな? U君と一緒に王子動物園(8)
どうするのかな?こんなに沢山動物がいて、ご飯はどうするのかな?飲食費は、高いだろうな、安くするにはどうするのかな?と、王子動物園で考えました。
予定では、王子動物園でU君が満足すれば、その後は車で飲食店に行き、お店で昼食をとるつもりでした。 ところがU君は、次から次へと、大好きな動物に会って、大興奮して、エネルギーを大爆発させて、その反動で、睡眠薬を飲んだようにバタンと寝てしまいました。
これが、幼児と大人の違いで、アルコールも取らないのに、バタンキューなんて、私にはありません。
王子動物園のえさを運んだりする、移動用のトラックはゼブラ柄です。
アシカのプールの上では、飼育員の人がなにやら作業をしています。 動物たちの檻に入って、清掃活動や餌やりをするのは、大変な仕事だなと思います。 肉食動物の餌や掃除はどうするのかな?
U君は動物園を一周見終わる前に、眠ってしまいました。 こうなると、食事はどうするのかな?
こんなところにもアンパンマンがあります。 アンパンマンはどこへ行っても、共通の人気者なのだと思います。
動物園も敷地内の遊園地も、がらんとして人はほとんど居ません。 こんな状態で、動物たちの餌代や飼育代は大丈夫なのか、どうするのかなと、少し心配になります。
お昼ごはんは、動物園のレストランでカレーを頂きました。 市営の食堂で経営をするには、神戸市の審査を通過したお店になっていると思います。
以前に、神戸市立水族館での園内で飲食店を経営するお店に、大学院の友人がマネージャーとして働いていました。 その時に、飲食店を経営する立場の話を聞いたことがあります。 王子動物園の食堂は、競争相手はいません。
チャーシュー麺を頂いてみると750円で、三宮の店舗で食べる値段と大差ありません。
王子動物園の食堂の窓際の席では、食事をしながら少し離れたゾウの広場が見えます。アシカを見たとき、アシカをみながらお食事が出来たらと思いましたが、食事もデートに誘えるくらいの美味しい料理でなければ、リピートは得られません。
ゾウさんと、食堂との間には、一本の道があり、その両脇に桜の木が並木をつくっています。 王子動物園は、桜の時期になると、新聞でも開花の状況が毎日報道されるくらい、神戸では桜の名所なのです。
夜桜もあります。 動物達の睡眠の邪魔にならないように、桜見物は見るだけで、夜は、お酒を飲んで、ご馳走を食べながら、カラオケをしたり、よよいがよいと、手拍子を打って、大騒ぎをすることは禁止されています。
ふと思ったのは、豊作貧乏の話です。
キャベツや、白菜などの野菜が大豊作になり、出荷するほど赤字が出て、とうとうトラクターで踏みつぶしているTV報道を見ました。 魚がとれすぎて、出荷するほど赤字になるので、穴を掘って畑に捨てたという報道もありました。
そんな野菜や魚を、王子動物園のゾウさんやアシカさんにあげると、きっと大喜びして、盆と正月が一緒に来たほどの大ご馳走になって、嬉し泣きするかもしれません。
でも、産地から、王子動物園に食料を運ぶだけでも、どうするのかなと思います。 人の手間、車の手間、輸送の手間がかかり、捨てるから、余ってるから、ただでもいいですよというわけにはいきません。
かと言って、トラクターで野菜を踏みつぶすその前に、ゾウさんが野菜畑に出向くわけにもいきません。
チャーシュー麺が、もう少し熱ければいいなぁと思いながら、目の前のゾウさんを見て、思いついた考えでしたが、少し考えただけで無理なことが分かりました。
2011年11月24日(木)