播州:播州と言えば、播州針です。播州針は、播州の特産品です。

播州へきています。播州と言えば、播州針です。播州釣り針は、播州地方の貯水池、溜池、農業用水で、魚釣りに使われています。ほ~ほ~ホタル来い(5)

播州といえば、播州針です。播州針は播州の特産品です。

加西市のJA加西が経営する「愛菜館」を出た後は、目的も定めないまま、北へ北へと走っています。

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途中、播州地区には、ため池が多く、その溜池の利用についても、農業用水だけでなく、ヘラぶな専用の管理池がありました。日本釣技院の管理する池です。

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池の真ん中には、ヘラブナ釣りをする人が、座る席が用意されています。かなり大きな池で、たくさんのフナが泳いでいそうです。

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外来種の淡水魚を入れられるのか、池の生態系が壊れてしまうので、入れないようにという注意書きがあります。きっと、外来種の魚を入れる人がいるから、困って注意書きを書いているのではないでしょうか?

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播州と言えば、播州針です。播州地方には、特産品として釣り針があります。この産地の研究は、兵庫県立大学大学院のMBAの会のメンバーである、鴻雅行さんの研究テーマです。

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さらに北の方向に向かいます。車が入り易い場所に、神社があったので、お詣りをすることにします。何のお詣りかと言えば、U君とU君の両親が、ドイツに留学したので、ドイツでの家内安全をお詣りします。

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綱引き八幡神社の能舞台と綱引き獅子舞は、加西市指定文化財です。屋根の部分を除けば、建築当初のままの姿を保っています。獅子舞は、明治20年に伝わり、ここで舞います。

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本堂でお詣りをします。お願いが神社の神様に聞き届けられ、神社の神様は、遠くヨーロッパのドイツにまで、3人が安全に過ごすように見守ってくれたなら、お願いした甲斐があります。

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これを、金銭的評価をすれば、いくらになるのでしょうか?神社の神様は、人工衛星でドイツを見るように、一旦天上に舞い上がり、ドイツが見える高さまで、あがってこそ、上から下を見下ろすことになります。そうなると、神社の神様の視力は、どのくらいあれば、見えるのでしょうか?

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そんな物理的な問題ではないのです。気持ちの問題なのです。松葉博雄と奥さんが、U君とU君のお父さんお母さんの、家内安全を祈る気持ちを、仲介してくれれば、いいのです。

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この地方には、能舞台があるからには、能が盛んだったのでしょう。農業が終わると、収穫が終わると、村の人は集まって、神楽を奏でて、お面を被って、能や獅子舞を踊って、一時の安らぎと、安寧を享楽したのでしょう。

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狛犬にも苔が生え、神社の歴史を感じさせてくれます。新しい国のアメリカを旅行したときに、建国が200年くらいであると、500年や1000年前の文化材は、ほとんどありあませんでした。

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行く当てのないツアーは、いつのまにか、山を登っています。ここはどこかと、標識を見てみれば、森林基幹道 笠形線の入り口です。平成20年3月に完成したあたらしい道で、高坂峠から笠形山を越え、船坂峠までを、全面舗装された道路です。

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1.5車線くらいの幅の道が続いています。林道を作る所管は、農林水産省です。従って、一般道の国土交通省とは、予算の管轄が違うんです。

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全国に蜘蛛の巣のように広がる林道は、こんな林道は必要なのか、誰のための林道なのか、これでは森や林に棲む、動物植物に影響はないのか、例えば平和な狸やきつねの社会に、夜中にライトを点けた車が入り込めば、狸はビックリして、動けなくなって、轢かれてしまわないのかと、心配します。

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松葉博雄は、ハンドルを持っているので、写真を撮るのは、車を停めなければ走行中は撮れません。美しい花や綺麗な景色があれば、車が停められる場所であれば止めて、写真を写します。

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加西市からスタートした、北へ北へと進むドライブは、峠を越えると、市川町に来ていました。市川町と言えば、かさがた温泉です。

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かさがた温泉と言えば、蛍です。なんとなく、イメージしていたドライブは、見事に蛍に繋がり、「かさがた温泉 せせらぎの湯」に繋がりました。

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天然温泉 「笠形温泉 せせらぎの湯」へ来ました。周りの新緑は、森林浴に来たような、空気の新鮮さを感じます。

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今朝、有馬温泉で、お湯に浸かっているので、かさがた温泉に入ろうか、せせらぎの湯に入ろうか、ちょっと迷う所です。ところが、世の中は上手いことできていて、足湯と言う入浴方法があるのです。

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かさがた温泉の入り口には、お土産屋さんがあり、お土産屋さんに寄って、ここでのお土産を買います。

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お土産屋さんも、有馬温泉と同じようなことを言っています。お客様が少なくて、これでは、経営がどうなるかと言う心配事です。

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せせらぎの湯の従業員の方も、近年にないお客様の減り方を嘆いています。東日本大震災は、距離的には遠くの事ですが、日本全体がどこかで繋がっていて、温泉に浸かって、美味しいものを食べて、宴会を楽しむような気持ちに、まだ、なれないようです。

2011年6月2日(木)