虫歯は減少、近視は増加。子どもの健康は、時代とともに変わる
虫歯は減少、近視は増加。子どもの健康は、時代とともに変わる
虫歯は減少、近視は増加 ― 子どもの健康は時代とともに変わる
視力に関わる仕事をしていると、
子どもたちの近視の問題を強く感じます。
そんな中、気になるニュースを目にしました。
文部科学省が発表した「学校保健統計」によると、
子どもの近視は増加する一方で、
虫歯は過去最低水準まで減少しているというのです。
この調査は昭和23年から毎年実施されており、
5歳から17歳までの約380万人を対象に、
身長・体重・視力・虫歯など、
子どもの健康状態を幅広く調べています。
虫歯は「当たり前」から「予防の時代」へ
1970~80年代には、
虫歯がある子どもの割合は治療済みを含め
約95%に達していました。

しかし現在では約3割と過去最低です。
かつては「虫歯はあって当然」でしたが、
今では虫歯ゼロ”が標準になりつつあります。
子ども専門の歯科医院では、

虫歯がなくても定期検診を受ける
子どもが増えているそうです。
診療技術の進歩や痛みへの配慮、
明るい院内環境、

そして保護者の予防意識の高まりが、
この大きな変化を支えています。
一方で増え続ける子どもの近視
対照的に、裸眼視力1.0未満の子どもは年々増加しています。
高校生では7割以上に達し、
中学生で6割、小学生でも3割を超えています。
原因として考えられるのは、
スマートフォンやパソコンによる近距離作業の増加

屋外で遊ぶ時間の減少による日光を浴びる機会の不足

アニメ・ゲーム・マンガなど、細かく動く映像を見る時間の増加

といった生活環境の変化です。
近視は単なる「見えにくさ」だけでなく、
将来の目の健康にも影響する可能性があります。
子どもの近視は“進行を抑える”時代へ
現在は、
オルソケラトロジー

近視進行抑制の点眼治療

成長段階に合わせた子ども用メガネ

など、近視の進行をコントロールする選択肢が広がっています。
松葉眼科では、専門医が
子どもの視力発達を丁寧に評価し、
一人ひとりに合わせた対応を行っています。


健康課題は時代とともに変わる
虫歯は減りました。
しかし、目の問題は増えています。

時代が変われば、
子どもを取り巻く健康課題も変わります。
だからこそ私たち大人は、
その時代に合った予防と環境づくりを
考え続ける必要があります。
子どもたちの未来は、
私たちの日々の選択と行動の
積み重ねの上にあります。
今回のニュースは、
そのことを改めて考えさせてくれました。
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