手間を味わう贅沢 〜神戸・六甲の庭で実った紅八朔と、冬のマーマレード
手間を味わう贅沢 〜自宅庭になった紅八朔に教えられる丁寧な暮らし
手間を味わう贅沢 〜六甲の庭で実った紅八朔と、冬のマーマレード
六甲の自宅の庭で育てている紅八朔が、
今年は見事に実をつけました。

2月は収穫の季節。
箱いっぱいに採れた紅八朔を前にすると、
冬の庭からの贈り物を受け取ったような気持ちになります。

ここ数年は花が咲いても実が育たず、
半ばあきらめかけていました。
それだけに、枝先にずっしりと実った
姿を見たときの喜びは格別でした。

紅八朔という、少し特別な柑橘
我が家の木は「紅八朔」という品種です。
通常の八朔から生まれた改良種で、
・色が濃く鮮やか
・甘みが強く、酸味や苦みが控えめ
・果汁が多く、味が濃厚
という特徴があります。
皮をむいて口に入れると、
さわやかな香りと上品な甘さが広がります。
久しぶりに味わう自家製の紅八朔は、
市販のものとはまた違う美味しさでした。
「手間」が敬遠される時代
最近は八朔を食べる人が減っているそうです。
理由ははっきりしています。
・厚い皮と薄皮をむく手間
・手がベタつく不快感
・簡単に食べられる新品種の登場
たとえば 紅まどんな や せとか のように、
手で簡単にむけて甘い柑橘が人気を集めています。
便利さが優先される今、
八朔のような果物は
「手間を楽しめる人のための贅沢品」なのかもしれません。
うちの奥さんは皮も無駄にしません
紅八朔が実ったら、皮を使って、
マーマレードジャムを作ります。
手順は
①外皮を剥きます

➁中身の薄皮も剥き、種を別にします
今回は、甘みを足すために、
不知火の果実と果汁も足しました。
味を引き締めるためにレモンも搾ります。

➂外皮を細く刻み、
しばらく水に浸け苦みを取り除きます。

④茹でて水を変える、
これを3回繰り返します。

⑤皮の部分と、果実、果汁、レモン、グラニュー糖を入れ煮ます。
甘みを足すために、以前、購入した
レストラン「 アメリカ」の蜂蜜も加えます。

種の部分も一緒に煮ると、
自然なとろみつきます。

とても手間のかかる作業ですが
奥さんはこのジャム作りが好きなようです。
今回は砂糖の量を目分量で決めたため
少し苦みの残るジャムとなりました。

久しぶりにマーマレードを作りましたが
とても時間がかかったようです。
これだけ手間暇かけて作れたのは
3瓶だけでした。

ただ、あえて手間を楽しむ時間は、
暮らしを豊かにしてくれるものです。
紅八朔を味わいながら、
日々の仕事や生活においても、
一つ一つを丁寧に積み重ねていきたい
そんなことを改めて感じた一日でした。

