建国記念の日 とは何か――神話から続く日本という国の物語 国の始まりは神武天皇から

建国記念の日 世界で唯一の皇帝(Emperor)は日本の天皇陛下です。神話から続く日本という国の物語 国の始まりは神武天皇から

(画像出典:Wikipedia 神武天皇と八咫烏の肖像。 月岡芳年(1880年)

建国記念の日とは何か――神話から続く日本という国の物語

2月11日は「建国記念の日」です。

しかし多くの人にとって、

この日は単なる祝日として過ぎてしまいがちです。

実はこの日は、日本という国の

“始まりの物語”を思い出す日でもあります。

その源は、日本最古の歴史書『日本書紀』に

記された神話にさかのぼります。

神武天皇の東征――国家誕生のストーリー

知略と武勇に優れた初代天皇神武天皇

画像出典 宇陀市HP

神話によれば、日本の初代天皇である

神武天皇は宮崎の地から東征を開始しました。

45歳のとき、兄弟や家臣を集め、

「東の理想の地・大和に都を築こう」

と決意します。

宮崎県・美々津の港から船出し、

7年の歳月をかけて大和へ向かう

壮大な旅が始まりました。

途中、大阪では豪族・長髄彦との激戦に敗れ、

進路変更を余儀なくされます。

神武天皇は考えます。

「太陽神の子孫である我々が、太陽に向かって戦うのは良くない」

そこで紀伊半島を回り、

東から大和へ入る戦略に切り替えました。

熊野では荒ぶる神に苦しめられますが、

天照大神から授かった剣と、

八咫烏の導きによって大和を平定。

橿原の地で即位し、

日本の建国が成就したとされています。

この即位日が、現在の暦で2月11日に当たります。


なぜ日本の天皇だけが「皇帝(Emperor)」なのか

日本の天皇は国際的に「Emperor(皇帝)」と訳されます。

これは単なる翻訳の問題ではありません。

一般に、

  • King(王) は一国の統治者

  • Emperor(皇帝) はより高い精神的・歴史的権威を持つ存在

と理解されています。

明治時代、日本は近代国家として国際社会に参加する際、

君主の英語表記にあえて「Emperor」を選びました。

その背景には、神話から続く皇統と、

世界最古級の王朝という歴史への自負があります。


世界から見た日本の特殊性

多くの国では革命や戦争によって王朝が断絶しました。

一方、日本の皇室は神話の時代に起源を持つとされ、

連綿と現在まで続いています。

さらに現代の天皇は政治権力を持たず、

国民統合の象徴として存在しています。

「支配者」ではなく、

祈りと継承の象徴である点に、

海外から深い関心と敬意が寄せられています。


神話は“過去の話”ではない

神武天皇の東征は、単なる神話ではありません。

そこには、

  • 理想を掲げる決断

  • 失敗からの戦略転換

  • 長期視点での国家づくり

という普遍的なテーマが描かれています。

これは現代の企業経営や個人の人生にも通じます。

建国記念の日は、

日本という国が積み重ねてきた時間を見つめると同時に、

自分は何を次の世代へ残すのか

を考える日でもあるのかもしれません。

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