「なぜ本人は気づかないのか? ハラスメント研修 職場トラブルの本質」
投稿No:10484
「なぜ本人は気づかないのか?ハラスメント研修から見えた職場トラブルの本質」 メニコン 学術教育研究部からハラスメントを未然に防ぎ、職場の円滑を促すーーチームワーク向上研修を受けました
メニコン学術教育研究部による

「ハラスメントを未然に防ぎ、
チームワークを高める研修」を受けました
メニコン学術教育研究部より講師をお招きし、
ハラスメント防止とチームワーク向上を
テーマとした社員研修を実施しました。

当社では、眼科とコンタクトレンズ販売店という

医療性と接客業の両面を持つ職場環境において、
定期的に外部講師による研修を行っています。

今回も、チームリーダーの
岩崎 美帆さん にお越しいただき、
眼科・販売店のマネージャーおよび
一部スタッフが受講しました。
(過去記事:メニコン教育研修から 接客マナー研修を受けました)
テーマは「チームワーク向上」
研修の目的は、大きく次の3点です。
ハラスメントを未然に防ぐこと
職場のコミュニケーションを正しく理解すること
チームワーク向上につなげること
「セクハラ」「パワハラ」「カスハラ」など、
近年“ハラスメント”という言葉は急速に一般化しました。
しかしその一方で、
どこからが指導で、どこからがハラスメントなのか
現場で迷うケースも増えています。
ハラスメントは「意図」ではなく「受け取り方」で決まる
研修で最も印象に残ったのは、
ハラスメントは行為者の意図ではなく、
受け手の受け取り方で成立する
という点です。
上司と部下の関係では
→ 指導のつもりでも「きつい」「怖い」と 受け取られればハラスメントになる
男女間では
→ 好意のつもりでも、相手が不快に感じればハラスメントになる立場の弱い人は
→ 強い立場の人に「それは嫌です」と言いにくい
つまり、「普通のこと」「昔は問題なかったこと」でも、
今はハラスメントと受け取られる可能性があるという現実です。
なぜ研修が必要なのか

ハラスメント研修は、
「問題を起こした人のため」に行うものだと思われがちです。
しかし実際には、
本人に自覚がないまま、
周囲を傷つけてしまっているケースが非常に多い
ということを、具体的な事例を通して学びました。
だからこそ、
問題が表面化する前に、
全員が共通認識を持つことが重要です。
職場の雰囲気を良くするために必要なこと

研修では、ハラスメントを防ぐための土台として
職場のコミュニケーションの質についても学びました。
特に強調されていたのは、
信頼関係を築くことの重要性
そのためには
誠実であること
笑顔を「標準装備」にすること
自分から能動的に関わる姿勢が必要であること
そして、
価値観は人それぞれ違うという前提に立ち、
相互理解を深めることが不可欠である、という点です。
フィードバックが職場を変える
研修の後半では、
フィードバックの方法についても学びました。
一人ひとりに対して、具体的に伝える
小さな成功体験を積み重ねる
注意よりも「認める言葉」を増やす
こうした積み重ねが、
結果として円滑なコミュニケーションと
チームワーク向上につながることを、
改めて実感しました。
研修を終えて

今回の研修は、
単なる「ハラスメント防止」の知識習得ではなく、
今の職場環境を見つめ直す
良い機会になったと感じています。
研修に参加した社員だけでなく、
スタッフ全員が、
相手の立場を想像し
伝え方を工夫し
気持ちよく働ける関係を築く
そんな職場を目指していきたいと、改めて思いました。

