旧暦1867年12月7日 神戸港開港記念日 神戸三宮の企業として、神戸の歴史に思いを馳せる一日
12月7日は神戸港開港記念日 三宮の地で歩み続ける企業として、港町・神戸の歴史に思いを馳せる一日

神戸港開港記念日
旧暦1867年12月7日
(新暦では1868年1月1日)に、
神戸港が外国船の寄港地として
正式に開かれたことを祝う日です。
神戸港の歴史
神戸港は、古くから国際貿易の拠点として栄え、
平安時代には「経ヶ島」が築造されました。
1868年の開港後、
神戸港は横浜港と並ぶ二大国際貿易港となり、
1893年には輸入額が全国1位に成長しました。
2017年には開港150周年を迎え、
様々な記念事業が行われました。

この開港をきっかけに、
神戸は横浜港と並ぶ主要な国際貿易港へと成長し、
多様な文化が行き交う
“異国への扉”として大きく発展していきました。
神戸港は古くから
中国大陸や朝鮮半島の港と交流していました。
また、平安時代には、
国際貿易の拠点として発展してきました。
室町時代、江戸時代には、「兵庫の津」と呼ばれ、
鎖国政策下の江戸時代には、
国内交通の要衝として、
重要な役割を果たしました。

(開港当日の神戸港=
英国測量艦「シルビア」号の艦長(海軍中尉)
F.J.パルマーが描いた)
神戸港が開港した、
1867年は江戸時代の慶応3年。
江戸幕府が政権を朝廷へ返上した「大政奉還」は
10月14日の出来事でした。
それから、およそ2か月後に
神戸港は開港されたのです。
まさに江戸時代から明治へと変わりゆく時代に
当時の方々は希望を持って
この神戸港を迎え入れたのでは、と
157年前に思いを馳せてしまいます。

開港以降、神戸港は
人・物・情報が行き交う中心拠点として発展し、
国際貿易港として常に先進的な設備を整えながら、
世界に名を連ねる港へと成長しました。
1995年1月の阪神・淡路大震災では
甚大な被害を受けましたが、
わずか2年という短期間で
港湾施設の復旧を成し遂げています。

さらに2006年には神戸空港が開港し、
海・空・陸が一体となった
総合交通ネットワークが確立され
神戸の発展に貢献しています。
神戸港といえば、2005年11月、

兵庫県立大学経営学部で
行なわれているマーケティング特殊講義で、
神戸港を見学に行ったことがあります。

学生の要望と、山本さんの尽力によって、
神戸市に働きかけて神戸市の所有する船、
「おおわだ2号」に乗り、
港の機能を巡視船に乗って見ることが出来ました。

1時間程度の港の巡視でしたが、
改めて神戸は港で発展してきたことが
理解できた貴重な講義でした。
神戸港が歩んできた
長い歴史に触れ
三宮の地で事業を続けられることの
感謝と責任を、改めて強く感じます。
震災を乗り越え、地域の発展を
ともにしてきた企業の一員として、
これからも誠実でありたいと
改めて思いました。
