コンタクトレンズの販売システム 差別化、 囲い込みが 重要な課題です
投稿No:10311
定額制サービスについて 他社との差別化や いかにしてお客様を取り込むかが 重要な課題です
我が社では毎月の月末に、
「支払い日」という日を設けています。
この日は各メーカーの担当者が
我が社に来社し、
私が直接、面談をしています。
担当者との面談は、
事務的なやり取りだけでなく、
業界内の最新情報を交換し合う
貴重な機会です。
近年、コンタクトレンズ業界では
さまざまな変革が進んでいます。
特にここ数年で
最も大きな話題となっているのが
「定額制サービス(サブスクリプション)」
の急速な広がりです。
これまでは
メニコンのメルスプランが
この分野を牽引し、
他社の追随を許さない独占的な存在でした。
メルスプランは、
定額でコンタクトレンズを利用できる
という仕組みをいち早く導入し、
多くのユーザーから支持を集めてきました。
しかし、業界の主要メーカーである
シード、アルコン、ボシュロム、
ジョンソン・エンド・ジョンソンの4社が、
それぞれ「らくらくシステム」「マルロ」
「ボシュロムプラス」「J&J定期便」の
定額制サービスを次々に打ち出し、
これまでメルスプランが築いてきた市場に
本格的に参入し始めています。
これまで、メーカーは
良い製品を作り、それを小売店で販売する
という比較的シンプルな
ビジネスモデルを展開してきました。
しかし、定額制の普及によって、
メーカーは単に売るだけでなく、
コンタクトレンズユーザーと長期関係を
構築する必要に迫られています。
サブスクリプションサービスの大きな特徴は、
忙しい現代人の
ライフスタイルに合っているところです。
処方箋の有効期限内であれば、
コンタクトレンズが定期的に自宅に届くため、
わざわざ店舗に出向く必要がなく、
これまでわざわざ
買いに行っていた手間が省けます。
さらに、サブスクリプションのサービスは
必ず処方箋に基づいて提供されるため、
処方箋の期限が切れる際には
眼科での検診が必須となり、
目の健康状態を定期的に確認できます。
これまで守られてきた安全性を
損なうことなく、より便利に、
安心してコンタクトレンズを
使い続けられるのが大きな特徴です。
お客様からするとメリットが大きく、
今後ますます需要が
高まっていくことが予想されます。
特に現在は、
各社が競い合うように
サブスクリプションサービスを
強化しているため、
支払い日での情報交換も
ますます熱を帯びています。
各メーカーは扱う商品こそ異なるものの、
サブスクリプションサービスにおいては
他社との差別化や、いかにしてお客様を
取り込むかが重要な課題となっています。
その競争はますます苛烈さを増していて、
各社ともこれまでにないほどの
真剣さが伝わってきます。
販売店である我々は、
お客様が安心して
コンタクトレンズを使い続けられるよう、
それぞれに最適なプランや製品を
提案していきたいと思います。
今後ますます多様なシステムや
サービスが登場する中で、
正確な情報をお客様にお伝えできるよう、
社内の理解度や知識の向上にも引き続き
努めていきたいと思います。