沖縄恩納村でのお正月は、高原ゴルフクラブで宮里藍かもしれないゴルファーを見ました 第72回沖縄訪問(9)
2006年1月元旦、今日から新しい2006(平成18)年が始まります。今年のお正月も、沖縄の恩納村で迎えました。ホテルでは、新年を迎えお祝いをしています。ロビーでは、セイロで餅米を蒸し、杵と臼を用意して、ホテルの従業員と宿泊客とが、お正月のお餅つき大会を始めました。
おじさんになると、子供の時ほど嬉しくもなく、「それがどうしたん」という感じで、朝寝坊を楽しんでいましたら、奥さんが「お雑煮が出るから食べに行こう」と声かけてきます。これも面倒なので、「持ってきてもらったら食べる」と、ずぼらを決め込んでいます。
使い捨てのお椀に、つきたてのお餅が2個入って、紅白のなると渦巻きとほうれん草のおひたしが入ったシンプルなお雑煮が届きました。スープの味がなかなかおいしいので、取材を兼ねてロビーに降りてみることにします。餅つきはもう終わったようで、ホテルの従業員のハッピ姿がお正月の華やかさに演出しています。
お餅を頂いた後は、11時からは朝日会のメンバーによるゴルフ大会が始まります。
松葉博雄も参加するように呼びかけがありましたので、これから朝日会に行きます。
ゴルフ道具はホテルの倉庫に預けてあったので、ぼろっちいゴルフセットですが、これを使います。
腰痛のせいで、最近はゴルフを全然やっていませんので、どんな結果になるやら。見るのも哀れな結果になると思います。それでも皆さんとの親交を温めるためには参加させていただきます。
今日のゴルフ大会の会場は、「高原ゴルフクラブ」です。ここは、1995年正月、長女と長男を連れて、家族ゴルフに来たことがあるゴルフ場です。
だからといって、勝手しったるコースではありません。ゴルフの下手くそな松葉博雄にとっては、初めてと全く変わりません。受付でエントリーをして、プレー費を払います。これは、賞品に変わります。ただし、入賞すればです。プレー費と賞品代合わせて4000円ですから、沖縄のゴルフ場は安いです。
ゴルフのプレーの前には、皆さん、我こそはと思い、パターの練習場で入念なチェックを始めています。
松葉博雄は、本気になればなるほど、腰痛に悪いので、気楽に行こうとしていますが、しかし、あまりにも惨めな結果になると、人格を疑われるような恥ずかしさもあるので、少しだけ、パターの練習をしてみました。
さあ、スタートの時が来ました。スタートは、ギャラリーが周りを囲んでみているので、皆さん、緊張が伝わってきます。
ここで一発、ナイスショットが出ると、後が気が楽になって、プレーが楽しくなります。しかし、肩と腕に力が入ると、ボールはあらぬ方向にいってしまい、苦笑いのスタートとなります。
高原ゴルフは、やや高台にあり、金武湾の海と岬が遠くに見える場所もあります。風はあまり強くないものの、天気は曇天で、照りつける太陽の明かりはないので、汗をかくことはありません。
スポーツは、努力の結果がある程度正比例で出てきます。練習すれば、素直にスコアは上がってきます。ところが、練習をしていないので、スコアは運次第で、うまくいけばパーになることもあれば、OBや、池ポチャでダブルスコアになることもあります。
この辺が不安定というか、練習をしない無謀なプレーが反映されたスコアとなります。さすが沖縄と思うのは、グリーンが冬枯れしていないことです。
納得の出来ない成果をもって、スコアを提出し、順位の判定があり、表彰式となります。
ビールを飲みながら、結果の発表を待っていると、下の階で、No.1のコースでざわつきが起こりました。誰かが、「宮里藍や!」と叫んだので、一斉に皆さん窓から見えるティーショットをしようとしているグループに目がいきました。高校生のような女性ゴルファーを、3,4名のスタッフとおぼしき男性が、ビデオカメラを回しながら取り囲んでいます。後ろ姿なので、宮里藍かどうか、わからないまま見ていると、見事なショットでした。
この宮里藍らしき女性ゴルファーが、1球打っただけで、あとは誰も打たないで、もうボールを追いかけて、チームの全員が移動を始めました。
これは、プレーではなく、練習だとわかりました。高校生ぐらいの女性ゴルファーが1球打っただけで、ビデオの記録係が付いて歩き、キャディーや取り巻きの人がついて行きます。
ゴルフは、イメージトレーニングが大切と言われています。上手なプレーヤーのショットを頭の中で描いてみて、そのようになると念じて打ってみると、そうなるようです。これから少しゴルフのテレビ番組を見て、イメージトレーニングをやってみます。
2006年1月1日