「夜目 遠目 傘の内」 名月や富士の美しさは、夜目、遠目から 近くに行けば美しいのか?
投稿No:10023
美人に見えるのは「夜目 遠目 傘の内」 名月や富士の美しさは、夜目、遠目から 近くに行けば美しいのか? 中秋の名月 秋の美しい月を愛でる 日本の伝統的な行事 綺麗な満月です 月見る月はこの月の月
淡路市岩屋の自宅のテラスから
夜空に浮かぶ満月を眺めました。
秋の空に静かに輝くその姿は、
まさに「中秋の名月」と呼ぶに
ふさわしい美しさです。
世界中で、今夜の満月を
「中秋の名月」や「十五夜」として親しまれ、
古くから人々の心を捉えてきたものです。
昨日の夜、私もその魅力にすっかり魅了され、
ただただ見惚れてしまいました。
住んでいる場所によって、
満月を愛でることが出来たり、
できなかったりします。
これまで、何度も住居を替えてきましたが
今の、淡路市岩屋の家ほど、
満月をゆったりとした気持ちで
愛でることができる場所はありませんでした。
大阪湾の海から、月が昇ってくる様子が見えるからです。
何も、視界を邪魔するものはありません。
海に映る、月の光の道さえ見えるのです。
美人に見えるのは「夜目 遠目 傘の内」
昔から、女性が美しく見えるのは、
「夜目 遠目 傘の内」と言われています。
夜の暗いときには美人に見えるのです。
遠くからは美人に見えるのです。
傘で顔が隠れているときは美人に見えるのです。
昔の人は、うまいことを言ったものです。
名月も、月に行ってみれば、砂漠のようです。
月から見える地球は、青く美しいのです。
夜目 遠目は中秋の名月にも当てはまるようです。
「中秋の名月」とは、
旧暦の8月15日に見える月のことで、
特に秋の夜空に浮かぶ美しい満月を指します。
この風習は中国から伝わったもので、
平安時代には貴族たちが
舟に乗りながら月を眺め、
詩歌を詠む「観月の宴」が行われていたそうです。
しかし、この月の美しさは
その実態を見ていないからではないでしょうか?
富士山は、遠くから見ていて、美しいと思います。
では、富士山に登ってみると
富士山の地肌は、火山の噴火物に覆われて
綺麗な山肌ではありません。「
美しいのは、富士山ではなくて
富士山から見る、遠くの光景ではないでしょうか?
秋の満月は、
地平線から高い位置に昇るため、
観測条件が非常に良好です。
特に旧暦の8月15日頃に当たる
中秋の名月の頃は、月が南の空高くまで昇り、
満月がクリアに見える角度となります。
季節ごとの月の見え方は
太陽の軌道と密接に関係しています。
秋は太陽の軌道が低くなるため、
満月は太陽とは反対に高い位置に昇ります。
これにより、満月が空の中央近くに昇るため、
建物や山々の影響を受けにくく、
広い範囲で月を楽しむことができるのです。
秋の満月は高く、澄んだ空に浮かぶため、
輪郭がはっきりと見え、
非常に美しいと感じられるそうです。
まずは、月がどうして
満ち欠けを繰り返すのか、
その自然のリズムについて
改めて調べてみました。
月の満ち欠けは、
約29.5日の周期で行われています。
新月の状態から始まり、
次第に月が大きくなっていく「満ちる月」。
その後、半月を経て、
最も大きく光り輝く満月が夜空に現れます。
そして再び月は少しずつ欠けていき、
新月へと戻るこの一連のサイクルは、
私たちにとって当たり前のように見えるものの、
実際には太陽、地球、月が見事に調和しながら
生み出す壮大な自然現象です。
「十五夜」と「中秋の名月」は、
同じ意味で使われることが多いですが、
厳密には少し違いがあります。
「十五夜」は日付を指し、
「中秋の名月」はその日付に
見える月を指しているという違いがあります。
「十五夜」とは、旧暦8月15日の夜のことを指し、
この夜に月が最も美しく見えると言われています。
旧暦では1か月が29.5日であり、
15日目はちょうど月が満ちる時期にあたります。
とはいえ、十五夜の日が必ずしも
天文学上の満月になるわけではありません。
実際、満月は数日前や数日後に
訪れることもありますが、
それでも十五夜の月は満月に近い形で
夜空に浮かび、古くから多くの人々に
愛されてきました。
満月を見上げていると、
その輝きに心が
洗われるような気持ちになります。
特に、秋の澄んだ夜空に浮かぶ満月は、
夏の終わりを感じさせる
涼しい風とともに、
どこか静けさと心の安らぎを
もたらしてくれます。
普段、日常の忙しさに追われている中で、
このように自然の美しさに触れられる瞬間は、
私にとってとても貴重です。
テラスでお酒を楽しみながら、
月の光に包まれた静かな夜を満喫しました。
このように月が綺麗な日は、
明石海峡大橋のライトアップも
とても綺麗に感じます。
今年もまた、このような
美しい中秋の名月を
眺めることができたことに、感謝です。
毎年この時期になると、
季節の移ろいを感じることができるのが、
中秋の名月の素晴らしさです。
来年もまた、こうして
美しい月を見上げられることを願いながら、
秋の夜の静かなひとときを過ごしました。