岡山県真庭市 郷緑温泉の宿 温泉を利用したすっぽんの養殖 生まれたばかりのすっぽん
郷緑館の朝ごはんを食べて、岡山県真庭市のチベットから、兵庫県の銀座に戻ります。岡山県 湯原温泉ツアー(9)
郷緑温泉の謎はたくさん解けました。
ここの宿のご主人夫妻の馴れ初めも聞きました。
ホームページにはかけない、内緒話も聞きました。
かなり、郷緑温泉に溶け込めました。
お風呂の後は、朝ごはんをいただきます。
いろいろな料理が、少しずつ並んだ和食です。
メニューは、
高野豆腐と野菜の炊き合わせ、
ポテトサラダ、焼きなす、
川魚とレンコン、インゲンの胡麻和え、
漬物、とろろ芋、きのこと豆腐の味噌汁などです。
どれも、とても美味しい朝ごはんです。
多品目の食材が、使われていて、
こんなにバランスのいい食事を、
毎日食べられたら、栄養の偏りは心配ありません。
梅干も自家製で、
まじめなすっぱさがありました。
山芋のとろろ汁も頂き、
滋養がたくさん取れました。
一階のロビーで、
昨夜生まれたばかりの、
すっぽんの赤ちゃんをたらいに入れて、
見せてくれました。
ペットショップで売っているような、
緑カメの赤ちゃんに似ています。
これが、1年もお世話をすると、
およそ1kgぐらいの大人のすっぽんに成長します。
すっぽんは高級魚です。
大阪の卸相場なら、
1kg4000円くらいするそうです。
すっぽんに噛まれると、
無理して離そうとすれば、
指の肉も食いちぎられます。
このようなときには、あわてずに、
すっぽんを地面に下ろしてやると、
噛んだ指から、口を離し
どこかに逃げようとして、
指は食いちぎられる前に離してくれます。
すっぽんは、
食らいついたら雷が鳴るまで離さないというのは、
地面に下ろすまで離さないに変わります。
ロビーには、郷緑館の近くで捕獲された、
いのししや、鹿の剥製が、展示されています。
郷緑館のご主人から、
この温泉宿が、もともとは湯治客の自主的な意思で、
少しずつ宿屋さんに育っていった、
歴史物語を聞いたので、
この石垣の一つ一つが、みんなで積み上げ、
この柱一本一本を、宿泊客のみんなで組み上げて、
築いていった、協働作業の賜物だということを知り、
決して営利目的で造ったものではないことが、理解できました。
10時からは、
日帰り温泉客が入浴に来るので、
やや早めにチェックアウトをして、
また来た道をとおり、
岡山県のチベットから、兵庫県の銀座に戻ります。
2010年10月8日(金)