公正取引委員会が世界的な眼鏡メーカー「ルックスオティカジャパン」に立ち入り検査
投稿No:9840
公正取引委員会が世界的な眼鏡メーカー「ルックスオティカジャパン」に立ち入り検査 2025.配信 ヤフーニュース

人気ブランド「レイバン」のサングラスを
自社が決めた価格より安く売らないよう
小売店に指示した疑いがあるとして、
公正取引委員会が世界的な眼鏡メーカー
「ルックスオティカジャパン」に
立ち入り検査を行いました。1
Q サングラスを巡って何かが問題視されているの?
A ルックスオティカジャパンが、
小売店に「レイバン」や「オークリー」という人気ブラン
ドのサングラスを自社が決めた価格より
安く売らないように指示していた疑いがあることが分かりました。
Q どんな会社なの?
A ルックスオティカジャパンは、
欧州の大手眼鏡メーカー
「エシロール・ルックスオティカ」の子会社で、
日本でサングラスやメガネを販売しています。
Q 独占禁止法って?
A 企業が自由に競争できるようにするための法律で、
不正な価格の決め方や競争を妨げる行為を禁止しています。
今回問題となっているのは「再販売価格の拘束」です。
Q 再販売価格の拘束ってどういう意味なの?
A メーカーが小売店に
「この値段より安く売ってはいけない」と決めてしまうことです。
独占禁止法では、書籍などの
著作物を除いてこの行為を禁止しています。
Q いま公取委は何を調べているのかな?
A ルックスオティカジャパンが小売店に
「指示に従わなければ不利益を被る」と
示唆していたかどうかなどを調べています。
レイバン販売価格、小売に強制か 眼鏡輸入大手に公取委立ち入り

公正取引委員会=東京・霞が関
サングラスの有名ブランド
指定価格以上で販売するよう小売業者に強制したとして、
公正取引委員会は2025.11.19日、
独禁法違反(再販売価格の拘束、拘束条件付き取引)の疑いで、
これらのブランドを展開する眼鏡輸入販売大手
(東京)の本社に立ち入り検査した。
関係者への取材で分かった。
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ルックスオティカジャパンの経営戦略 世界的企業が日本でもナンバーワンになる施策を仮説してみる
ルックスオティカ ジャパンの商談 世界的企業が日本でもナンバーワンになるには
ルックスオティカジャパンより、
ウェストエリア マネージャーの貝沼卓也さんと、
レイバン担当の山口和宏さんが来社されました。

ルックスオティカジャパンとは
エシロールルックスオティカグループの
子会社であるルックスオティカジャパンは、
1990年の設立以来、

オークリー・ジャパンおよび
ミクリ・ジャポンなどとの
合併買収を重ねながら成長してきました。
約500人の従業員とともに卸売、
小売およびeコマース・チャネルにおいて、
日本の消費者向けにアイウェアや
アパレル事業を展開しています。
札幌から沖縄まで日本全国で
オークリー、レイバン、アランミクリの
ブランドを取り扱う小売店や
デパートの売り場含め60店舗以上から成る
ネットワークを有しています。

東京本社の他に、川崎の倉庫および福井の
製造工場に拠点を設けています。
福井めがね工業の最新の製造拠点では、
世界の消費者向けに高品質の
「Made in Japan」の商品を製造しています。
【出典:Hire Planner】

日本においては

ロープライスなメガネが市場を占めており、
高単価なメガネは売れにくい現状です。
ルックスオティカの本拠である
フランスやイタリアでは、
日本より人口は少ないのに
売上は日本より上なのだそうです。
それはやはりメガネの単価の違いだそうで、
日本でも適切な価格で
良い品質のものを売ることで、
単価も市場価値も高めていくことが目標といいます。
また、日本ではメガネの部品などを
細かくエリアで分業して生産するのが一般的ですが、
ルックスオティカジャパンは福井県鯖江市の
福井めがね工業工場で生産を内製一括にし、
自社でほぼ全てを作り上げるようにしています。
そうして品質管理を徹底しているのです。

高品質高単価で勝負するルックスオティカは
ロープライスとどう対抗していくのか。
気軽にメガネを試着してもらうべく、
ウェブカメラやスマートフォンカメラを
利用したAR(拡張現実)アプリ
「バーチャルトライオン」を
作ったりしています。
また、遠隔地からも
システムを構築しており、
より手軽かつ身近に高品質なメガネを
体感してもらいたいといいます。
世界最大のアイウェア企業である
ルックスオティカは、
ハイブランドの取り扱いも
幅広く、ブランドによって担当者が分かれています。
BtoBの直で交渉して取引をするので、
当然交渉する人手が大勢必要なのです。
また、フランス上場企業なので
社内の上層部は当然日本語が喋れません。
会議なども英語でこなさなければならず、
貝沼さんたちも英語を猛勉強中とのことでした。

世界的企業がそれほどの地位になるのは
それだけの理由があります。
それは、M&A(企業買収)を果敢に
繰り返してきたからです。
社員はもちろん、技術者や医療者の
一人一人のアイデアと努力が
肝要ということが分かります。