小学生の視力が低下 裸眼視力1.0未満の割合が増えています 予防は早めにとりかかりましょう
投稿No:9787
小学生の視力が低下 裸眼視力1.0未満の割合が増えています スマホやタブレットが原因です
NHKのニュース
小学生の視力問題について
取り上げられていました。
現在、兵庫県内の小学生の裸眼視力は
だんだん下がってきており、
裸眼視力1.0未満の割合は、
なんと37.2%だそうです。
年々、視力の低いこどもが増えています。
視力1.0がどのくらいかというと、
小学生で言えば、
教室の一番後ろの席から、
黒板の字が楽に読める
くらいだそうです。
年々、視力の低いこどもが
増えてきています。
一体、なせでしょうか?
それは、最近の子供達の環境の変化が
大きく影響していると言えます。
まず、大きな原因の一つとして、
近い距離で見ることが増えた、
ということが挙げられます。
どういうことかというと、
スマートフォンの普及や
タブレット学習が増えたことが原因です。
小中学生がスマホを持つことは、
もはや当たり前になっています。
内閣府の2023年の統計調査によると、
2022年時点での10歳以上の小学生の
スマホの1日の平均利用時間は
約3時間34分にもなるそうです。
これは過去最長の利用時間です。
また、外遊びが少なくなったことも
原因の一つとして挙げられます。
スポーツなど外で遊べる時間や
場所、仲間が減ったことより、
遠くを見る回数が減ってしまっているのです。
その他には、睡眠時間の取り方が変わったことも
原因として挙げられるようです。
寝る時間が遅くなったり、
睡眠時間が減ったことにより、
視力への影響が出ています。
このことを受けて、
兵庫県内のある小学校では、
視力の低下を防ぐ、
目の健康を学ぶ特別授業が開催されました。
視力低下を防ぐには、
子供達自身も、知識を持って
意識していくことが大切です。
眼の筋肉を鍛える体操をしたり、
タブレットを使うときの注意点など
しっかりと学んだようでした。
近視になりやすい子
では、どんな子が近視になりやすいのでしょうか?
・外遊びをあまりしない
・スマートフォンやゲームを1時間以上続けてやる
・学校の休み時間は、教室にいることが多い
・親が近視
・寝る時間が遅い
・睡眠時間が短い
・30㎝以内の距離で本を読む
上記の項目が複数当てはまる場合は、
将来、近視になるリスクが高まると言われています。
(参考:ロート)
近視を進ませないために
近視の進行をおえるために、
さまざまな研究が進められています。
こどもの近視に気づいたら、
なるべく早く眼科を受診し、
いまの状態にあわせた対策を
先生と相談することが大切です。
日常生活でできることは、
屋外活動時間が長いと、
近視になるリスクが低くなることが報告されています。
理想は1日2時間以上です。
外へ出て太陽の光をあびましょう。
遠くを見ることも大切ですが、
実は太陽の光も大切です。
近視進行防止の抑制には、太陽光を
浴びることが必要だと明らかになってきました。
家の部屋に閉じこもってばかりでは、
太陽光を浴びられません。
外に出る、窓の側にいる、
明るい所で過ごすことが重要なのです。
他には、近くを見る作業は、
休みながら行うことです。
スマートフォンやゲームにかぎらず、
近くを見る作業を長く続けると、
目に負担がかかります。
目を休ませるためにも、
1時間に5~10分程度は
休憩をいれるようにしましょう。
姿勢も大切
近くを見る作業は、眼軸長が伸びるタイプの近視に
影響するという報告があります。
本やスマートフォン、ゲームと目の距離を取るために、
よい姿勢を習慣づけるようにしましょう。
また、頭をかたむけて片目だけを机に近づけて座ると、
近づけている方の目の眼軸長が伸びやすく、
近視が進みやすいので要注意です。
勉強机に向かうときなども気をつけましょう。
他にも、明るい環境で本などを見ることや、
質の良い睡眠をとることが大切です。
(引用:ロート)
早めの予防を!
小学3~4 年生で近視を
発症するケースが多いのですが、
最近は低年齢化が進んでいます。
年齢があがるにつれて近視は
進行する傾向にあるため、
予防は早めにとりかかることをおすすめします。
基本理念 視力の回復
さんプラザコンタクトレンズの基本理念に、
視力の回復があります。
視力の回復には、眼科専門医との提携が必要です。
また、メガネ店もあるので、
お客様お一人お一人に対する適切なご案内が可能です。
眼科と協力することにより、
表面的な視力測定だけでなく、
目の状態を正しく把握することができます。
時には隠れた病気が発見出来たり、
より快適な装用レンズをご提案することができます。
不調を見逃さないことが大切です。
提携先の松葉眼科では、近視の軽減治療としての
オルソケラトロジーや低濃度アトロピン治療、
ドライアイ外来も行っています。
また、これらの治療法を組み合わせることで、
さらなる治療効果が期待できる場合もあります。
「近視は万病の元」とすら言われることもあります。
裸眼では通常生活が困難な強度近視の方などが
その対象になる場合がほとんどですが、
普段、見えてあたり前、
という状態に慣れている私たちは、
不調を見逃したり、後回しにしてしまいがちです。
見えづらさだけでなく、
何か自覚症状がある場合は、
ぜひとも早めに受診をされることをお勧めいたします。