コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという伝説 コウノトリのペアが淡路市で営巣 子育ての準備です

投稿No:9728

コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという伝説 コウノトリのペアが淡路市で営巣 子育ての準備です 今年もこの季節がやってきた コウノトリのペアが淡路市で営巣 子育ての準備です

コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという伝説は、

ヨーロッパを中心に広まった伝説です。

この伝説の起源にはいくつかの説があります。

  1. 古代ギリシャとローマの神話:コウノトリは忠実さと家族の絆を象徴する鳥とされていました。これが、赤ちゃんを運ぶ使者としてのイメージにつながった可能性があります。

  2. コウノトリの習性:コウノトリは春になると暖かい地域から戻ってきて、夏には子育てをします。この周期が、生命の誕生や新しい始まりを象徴すると考えられました。

  3. 子どもへの説明:昔の時代には、性教育が今よりもはるかに限られていました。親は子どもに「赤ちゃんはどこから来るのか」と尋ねられたとき、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという物語で答えることがありました。これは、子どもたちにわかりやすく、また優しく生命の誕生を説明する方法として用いられたのです。

  4. 民間伝承:ヨーロッパのいくつかの地域では、コウノトリが家の屋根や煙突に巣を作ると、その家に幸運や子宝がもたらされるという信仰がありました。

  5. 出典 チャットGPT

これらの要素が組み合わさり、

コウノトリが赤ちゃんを運ぶという迷信が形成され、

特に子どもたちに対する説明として広く用いられるようになりました。

この物語は、子どもたちにとって神秘的で楽しいものであり、

赤ちゃんの誕生の素晴らしさを象徴するものとして受け継がれています。

淡路市の田舎道をドライブしていると

大きな鳥が2羽、

田んぼをつついているのが偶然、目に留まりました。

なんの鳥かと、車を降りて良く見てみると、

この鳥は、コウノトリです。

今年も、この季節がやってきたようです。

夫婦仲良く、田んぼで食事をしていました。

コウノトリを脅かさないよう、

やや離れた場所から見守りました。

コウノトリは、

カエル、小魚、昆虫などの

小動物を主食としている肉食です。 

コウノトリは、固い絆の一夫一婦制で、

一旦夫婦になると、ずっと同じ相手と

繁殖し続けるそうなので、今年も、

同じコウノトリ夫婦が、飛来してきたのです。

この淡路市のコウノトリは、

2021年から見られるようになりました。

2021年は「淡夢(あむ)」と名付けられた雌1羽が巣立ちました。

2022年には「淡輝(あき)」と「淡美(あみ)」と名付けられ、

2羽が巣立っていきました。

2023年の今年は、「淡夢路(あむろ)」と名付けられた

雄のひな1羽が6月に、巣立っていきました。

国の特別天然記念物である、コウノトリのひなが

この淡路市で、3年連続で巣立ったのです。

(過去ブログ:淡路市 コウノトリ増殖中

また今季も戻ってきてくれて、

とても嬉しく思います。

コウノトリは、高い木の上などに

枝を組み合わせて直径約2メートルの

巣をつくる習性があります。

淡路市のこのコウノトリは、

毎年、電柱の上に巣を作っていました。

淡路市では2021年2月に初めて

電柱の頂上部で巣を作る姿が確認されてから、

感電などの事故を防ぐため、

淡路市教委と関電送配電淡路配電営業所が話し合い、

巣近くの電線の通電を止める工夫をしていました。

その後もコウノトリは

電柱で毎年子育てをしているため

ついに、今年の10月に、

コウノトリが巣を作った電柱を淡路市が買い取り、

安心して子育てをできる環境を整えるために、

今回、巣塔を作ったのです。

(参考:朝日新聞

人工巣塔を2023年10月に設置してから、

初めのうちは、近くに来ても

警戒してなかなか塔の上に姿を見せなかったようですが、

11月21日に初めて、塔の上に

コウノトリの姿が確認できたそうです。

これには、ここ数年

毎年子育てを見守っている、

淡路市の住民は、とても安心しました。

これで、これまで以上に

安心して子育てができると思います。

コウノトリも一度、

日本から絶滅しました。

戦時中の営巣木の伐採、

戦後の田んぼの整備や河川整備による環境の改変、

毒性の強い農薬散布で

どんどんと数を減らしていき、絶滅してしまいました。

そんなコウノトリがまた、

各地で繁殖し、大空を舞う姿が再現されたら

それだけ、餌となる自然環境が戻ったことと、

自然保護の考えが浸透してきたことと思います。

このコウノトリの飛来は

自然の美しさ、生態系の保全、

そして人間と自然の調和の必要性について

改めて考えるきっかけになります。

今年も、自然豊かなこの淡路市で、

新しい巣塔で、安心して子育てをして欲しいです。

そして、今年は何羽の雛が巣立つのでしょうか。

いまから楽しみです。

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