中内功 ダイエー社長と面談 商売のタネ 心構えを教わる 【社長経営学】シリーズ 7

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中内功ダイエー社長と面談 商売のタネ 心構えを教わる  【社長経営学】シリーズ 7

もう一つおもしろいことがありました。

兄の結婚式に出席していただいた、

「主婦の店ダイエー」の中内功社長と

お近づきの機会がありました。

中内功

当時、ダイエーは躍進中で

世間に注目されていました。

(画像出典:「週刊ダイヤモンド」1987年4月11日号)

中内さんから教わりたい

商売の心構えの話を聞きたくなり

後日、会社訪問をしたいことを秘書に告げて、

面談の約束をしていただきました。

ミーティングで説明・意見を発表するビジネスマン

1969(昭和44)年4月4日のことです。

ダイエーの事務所は阪急西宮北口にありました。

中内社長は社長室で菓子類の仕入れの商談後でした。

何から話を始めたら良いのか、考えて

中内功社長は、戦争体験があったことから

私の父も、中内さんと同じ、

フリッピンに出征したことを話ました。

中内社長はフィリッピンに出征した時の

餓死寸前の戦争体験の話をしてくれました。

父から聞いたことがある、飢餓状態の話でした。

中内社長:商売のタネはどこにでもある、見つけられるか、見過ごすかは、目があいているかどうかや。

少し、話しやすくなったので

今日の、面談の目的である商売の話に移りました。

ビジネスのネタを見つける心構えについてです。

私の質問に対して、

中内社長は、先ほどまで仕入れ交渉していた

サンプルの菓子や、するめの袋を手にもって、

「ここの社長さんたちは必死で

ダイエーの要求する納品価格に

合わせようとしているんや。」と話をしてくれました。

そして、「商売のタネはどこにでもある、

見つけられるか、見過ごすかは、

目があいているかどうかや。」

と心構えを教えてくれました。

話を聞いていると時刻は

4時44分です。

私は、中内さんの気を惹こうと、

「丁度、今、昭和44年4月4日午後4時44分で、

4が並びました!」と、中内社長に話すと、

「そんなこと気にしてなかった、あんたも、暇やなぁ」

と笑われました。

中内功社長から学んだことは、

強い信念と志を持つことでした。

商売を始めたいと思ったら、よく目を開けて

商売のネタを見逃さないことです。

将来、商売をするときに

どんな商品を扱うのか、模索は続きます。

社長経営学 シリーズ 8へ続く

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