気になる昇給 現状の分析【2023年】日本の平均年収・年収中央値は?
投稿No:9495
【2023年】日本の平均年収・年収中央値は?
【2023年】日本の平均年収・年収中央値は?
2020年からコロナ禍から始まり、その後
ロシアのウクライナ侵攻、中国のゼロコロナ政策等で
デフレ気味の日本の物価が、インフレ傾向に変わりました。
電気、ガス、石油、燃料等の光熱費、
輸入食品、運賃など生活費が軒並み上昇してきています。
政府からは、経済界に対して賃上げの要請が出ています。
企業経営者は、バブルの時代のように、
社員の昇給を考える時代になったのです。
では、どのぐらい昇給すれば良いのか?
現状の所得水準を分析し、他社の水準に劣らないように
昇給幅を考えなければなりません。
現状はどうか、インターネットで
給与所得の年収の資料を集めてみました。
平均値は、データの数すべてを合計して、
それをデータの数で割ったものです。
中央値とは、データを大きい順もしくは小さい順に並べて、
その中で一番真ん中にくる数値です。
年収などのデータを見る際は、
「基本的には中央値を参考にすべき」とされています。
日本全体の平均年収と中央値は?
日本全体の平均年収、中央値です。
日本の平均年収 | 日本の年収中央値 |
---|---|
445万円 | 396万円 |
男女別で以下の数値になります。
性別 | 平均年収 | 年収中央値 |
---|---|---|
男性 | 482万円 | 431万円 |
女性 | 378万円 | 351万円 |
男性の平均は
4,826,514円、中央値は4,315,314円。
女性の平均は
3,782,514円、中央値は3,514,914円。
年齢や職種によっても年収相場は異なります。
この数字は、いわゆる非正規社員などを除いた
正社員の給与の平均、中央値がのっているものです。
年収平均値 | 369万円 |
年収中央値 | 320万円 |
夏季賞与平均 | 38万円 |
年末賞与平均 | 38万円 |
こうして正社員・正職員の給与平均・中央値に、
夏季・年末の賞与額を加算したものが、
以下の数値となっています。
20代の年収 中央値
- 20〜24歳(全体):239万円
- 20〜24歳(男性):255万円
- 20〜24歳(女性):223万円
- 25〜29歳(全体):333万円
- 25〜29歳(男性):362万円
- 25〜29歳(女性):293万円
30代の年収 中央値
- 30〜34歳(全体):368万円
- 30〜34歳(男性):421万円
- 30〜34歳(女性):284万円
- 35〜39歳(全体):402万円
- 35〜39歳(男性):477万円
- 35〜39歳(女性):286万円
30代の年収中央値は30〜34歳までの前半が368万円、
35〜39歳までの後半が402万円という結果でした。
男女差は30代から大きくなっていく傾向で、
30代前半から後半にかけて女性の年収中央値は
2万円しか上がっていないのに対し
男性は56万円も上がっています。
40代の年収 中央値
- 40〜44歳(全体):432万円
- 40〜44歳(男性):525万円
- 40〜44歳(女性):292万円
- 45〜49歳(全体):458万円
- 45〜49歳(男性):571万円
- 45〜49歳(女性):295万円
40代の年収中央値は40〜44歳までの前半が432万円、
45〜49歳までの後半が458万円という結果でした。
女性の年収中央値は依然200万円台のままですが、
男性は500万円台に達しており、
差はさらに広がっています。
50代の年収 中央値
- 50〜54歳(全体):473万円
-
50〜54歳(男性):604万円
- 50〜54歳(女性):293万円
- 55〜59歳(全体):477万円
- 55〜59歳(男性):615万円
- 55〜59歳(女性):286万円
50代の年収中央値は50〜54歳までの前半が473万円、
55〜59歳までの後半が477万円と
すべての世代で最も高いという結果でした。
女性は20代から変わらず年収中央値が200万円台ですが、
男性は600万円を超えるなど
全世代で最高値を付けています。
気になる、昇給様相数値です。
月給20万円 | 6,300円 |
---|---|
月給25万円 | 7,875円 |
月給30万円 | 9,350円 |
予想では、3.1%位の昇給率のようです。
企業にはそれぞれ市場環境に違いがあります。
どの程度昇給できるのかは、経営状況や
社労士、税理士等の専門家の意見をお聴きして
役員会の判断によります。
資料出典 就職活動の歩き方
①令和2年賃金構造基本統計調査 付表3 一般労働者の賃金階級、性、企業規模別労働者割合