奥さんのお誕生日祝い 隠れ屋的な和食の店で 家族の食事会
投稿No:9476
奥さんのお誕生日祝いに 隠れ屋的な和食の店で 食事会
先日、奥さんは誕生日を迎え
会社や家には、たくさんのお花やプレゼントが届き
たくさんの人に祝って頂きました。
今回は、家族でゆっくりと奥さんのお誕生日会です。
まだコロナなどのため集まりにくく、
家族であっても一緒に食事会をする機会が
ここ数年の間、少なくなっていましたが
久し振りに家族で食事会へ行きました。
和食のお店で
たくさんのお料理が次々と出てきました。
久し振りに会った孫たちと色んな話をしながら
どんどん箸が進んでいきます。
今日のお店は予約制のお店で
かなり先まで予約でいっぱいでした。
紹介者が常連客だったので
なんとか貸切りで予約の間に
割り込むことができました。
素材にもこだわりがあり、
なかなか希少な食材を頂くことが出来ました。
U君やMちゃんからの意見では
大人が和食を頂くペースでは、
子供にとっては苦痛のようでした。
大人はお酒を飲みながら、会話を楽しみながら
一品一品を味わっていただいていますが
子どもの立場から見ると早
くお腹がいっぱいになるような料理が
先に出るほうが嬉しいのです。
和食の凝りようは、
料理人のこだわりに表れてきます。
マグロの刺身一つにしても、
どこの産地のマグロなのか
マグロの部位はどの辺りの部位なのか
一つ一つの説明に、驚きながら、
感心しながら頂きました。
さらに料理人のこだわりは、
食器の器にでてきます。
お吸い物のお椀は漆塗りで、
季節の花をあしらっています。
四季によって、器を変えるとなると、
どれだけの器を用意しているのか
その器はどのように保存しているのか
そんなスペースはどこにあるのか
料理以上に気になる事ばかりです。
興味が湧くと料理人に尋ねるのですが
今日のお店の料理人は、
夫婦二人だけで切り盛りしているので
料理人は調理場で料理をするとすぐに客席に持ってきて
早口で料理の素材について説明をすると
すぐに調理場に戻るので、
尋ねる暇もありませんでした。
大根一つにとっても、
この大根は京都の聖護院大根で、
海老芋との炊き合わせでした。
献立表があれば、ブログ記事を書く時に
献立表のメニューを紹介できるのですが、
口頭で早口で言われたのであとから思い出すことが
なかなか難しいものです。
2月の寒い時に、海苔の収穫を行います。
今日の太刀魚を巻いた海苔は、
三陸地方の海苔を収穫したばかりの
香ばしい香りのする海苔でした。
この海苔を使って、
名のある産地の太刀魚を刺身にして
新海苔巻きを作っています。
ローストビーフは、
洋食でしょうか、和食でしょうか?
辛味大根おろしなどが付け合わせてありました。
大根おろしを付け合わせにすると
一気に和食に近づく気がします。
最後に出たのは
子どもたちが待っていたご飯です。
お茶碗に盛られたご飯の上には、
日本海で採れた松葉ガニの身をほぐして
ご飯の上にのせていました。
味噌汁の味は昆布とカツオの下味がついて
とても上品な味わいでした。
今日の奥さんの誕生祝は、
貸切りの状態だったので
隣の席の方に遠慮することもなく、
大きな声でも、聞こえたらまずい話の内容でも
はばかることなく話せました。
やはり、これまでの孫たちの成長についての
思い出話がよくでました。
U君がドイツで、
1歳の時にスーパーマーケットで
たくわん漬けを見つけて、
これ買ってとおねだりした時の事や
(過去ブログ:ベルギー ブリュッセル スーパーマーケット)
私が寝転んでいるとその上に乗りかかって
お馬さんに乗る真似をしていたこと、
などが笑い話になりました。
(過去ブログ:ドイツの朝食 ボン市)
和食はゆっくりと料理が出てきます。
最後の一品はデザートです。
今夜のデザートはフルーツゼリーでした。
もう一品、抱き合わせのデザートは
ほうじ茶アイス小豆のせでした。
少量多品種の和食は
作るほうも大変な気遣いだと思います。
メニューを考え、素材を仕入れて
短時間でたくさんの料理を
順序良くテーブルで進展するのは
まるでオーケストラのコンサートのように
次から次へと曲を演奏する
指揮者のような能力を感じました。
主役の奥さんは
今夜の料理で大満足でした。
支払いは、全て私が担当しました。
日本酒をプレゼントしてもらって、
とても喜んでいました。
やはり、家族で一緒に食事をする楽しみは、
何にも代えがたい、大切な時間です。