すき焼きの味付けは、関西風と関東風があります。一子相伝の形で、松葉家のすき焼きの味付けを、息子に伝えました。
松茸と神戸牛の、すき焼きを関西風で作りました。味付け担当は、息子です。
すき焼きの味付けは、関西風と関東風があることを、沖縄訪問の時に、金城家ですき焼きを作りながら、話し合いました。
今日は、松葉博雄の息子夫妻が、遊びにやってきます。
そこで、すき焼きの味付けを、息子に、直々に教えようと思います。すき焼きを豪華にするためには、神戸牛を使います。さらに、特別に奮発して、松茸を買ってきて、松茸入のすき焼きを作ります。
なかなか立派な松茸です。
写真では、匂いは伝わりませんが、松茸を手にとって、匂いを嗅いでみると、目をつむると、昔の光景を思い出すように、松茸の匂いから懐かしい、昭和の時代が匂ってきます。
昭和の時代には、松茸は、お弁当に入っているくらい、当たり前の食材でした。今のように、木箱なんかに入っていません。新聞紙にくるまって、売られていました。
今日のすき焼きは、関東風にするか、関西風にするのか、息子に尋ねてみます。
息子は、すき焼きに、関西風と関東風があることも、まだ理解できていません。
秘伝を、長男だけに、こっそりと教えることを、一子相伝と言います。
今日のすき焼きの味付けは、松葉博雄が、息子に直接秘伝を教える、すき焼きの一子相伝なのです。
息子の、おぼつかない箸裁きに、まずは、自分で味をつけることを勧めます。そして、味をつけたら、その都度、箸で味を手のひらにのせ、舐めてみることを勧めます。初めは、「そんなん、できへんわ」と言っていた息子も、周りの注目が、一身に集まる空気を読んで、少しずつ、真剣になってきました。
2010年9月24日(金)松葉博雄が生きているうちに、なんとか、秘伝の、すき焼きの味付けを息子に教えたいと思っていましたが、今日、大体うまく行きました。特別参加の、松茸と、神戸牛に助けられて、美味しいすき焼きができました。