ジャコウネコの糞から採取 未消化のコーヒー豆 幻の珈琲 コピ・ルアックの味わい
投稿No:9387
幻の珈琲 コピ・ルアック
大変珍しい幻の珈琲コピ・ルアック
をいただいたので、飲んでみました。
インドネシアのコーヒー農園で栽培される
コーヒーノキの熟した果実は、
しばしば野生のマレージャコウネコに
餌として与えられています。
珈琲豆の果肉は栄養源となりますが、
コーヒー豆は消化されず排泄されるのです。
その糞の中からコーヒー豆を取り出し、
きれいに洗浄してよく乾燥させた後、
焙煎して作ったコーヒーです。
ジャコウネコの腸内に存在する消化酵素の働きや
腸内細菌による発酵の働きで、
コーヒーに独特の香味が加わるそうです。
世界で最も高価なコーヒー
500グラムにつき300から500米ドルの価格で
販売されているそうです。
供給量こそ限られてはいるものの、
世界各地で入手できるようになりました。
コピ・ルアックをいつ飲もうか、考えているうちに
日時が過ぎていきます。
余り、大切にしていると風味が劣化してしまいます。
ある晴れた日に、明石海峡を見ながら
コピ・ルアックを飲みたくなったのは、
気分が良い日、晴れて対岸の
舞子、垂水の景色きれいに見える日です。
希少性が高く薫り高く幻の珈琲とともに
贅沢なひと時を過ごすことが出来ると聞き
珈琲を淹れるのを楽しみにしていました。
珈琲を淹れます
紙の上にコピ・ルアックを移すと、
紙には、脂の痕がついていました。
やはり、これまでの珈琲豆とは違います。
希少な珈琲豆をミル付きコーヒーで挽きました。
淹れる量のコーヒー粉を計量し、
ペーパーフィルターに入れます。
コーヒー1杯(約140cc)あたり、
コーヒー粉10~12gで淹れてるほうがよいそうです。
この量で様子を見ながら、
自分好みの量を見つけ出します。
コーヒーを均一に抽出するため、
コーヒー粉の表面は平らにならすようにします。
給水タンクに水を入れます。
コーヒーサーバーとドリッパーを
正しい位置にセットし、電源を入れます。
スタートのスイッチを押すと、
コーヒーの抽出が始まります。
コーヒーのとても良い香りが部屋中に広がります。
この香りは、まだ未知のコーヒーの香りです。
サーバーにコーヒーが落ちきったら出来上がりです。
淹れたての珈琲を楽しみました
あとは温めた珈琲カップにコーヒーをそそぎます。
保温機能の備わったコーヒーメーカーですが、
コーヒーは時間経つと風味が飛ぶので、
淹れたてを楽しむためには、直ぐにいただきました。
これまでのコーヒーとは、香りが違う
普段、よく飲んでいるコーヒーは、
神戸のにしむらコーヒー、ハワイのコナコーヒー
ハワイのライオンコーヒ、
フォションのコーヒーなどです。
ハワイのコーヒーと比べて香りが違いました。
香りの強さなら、にしむら珈琲の方が香りが強いのです、
柔らかい香りなら、ハワイのコーヒーです。
コピ・ルアックは、香りが控えめに感じました。
コピ・ルアックの味わいは
苦みは軽く、渋みはなく、香りは控えめの
上品な味わいのコーヒーです。
コーヒーを飲むには、お酒と同じように
借景も味を引き立ててくれます。
外の景色を楽しみながらいただく
コーヒーの味わいは最高です。
蜂蜜を入れてみると
苦くはないのですが、少し、甘みを加えてみました。
私は珈琲にはちみつを入れて飲むのですが、
今回入れたはちみつも特別なものです。
マヌカハニーです。
マヌカハニーははちみつのなかでも、
とくに健康効果が高いといわれています。
美味しい特別な珈琲を堪能できて大満足です。
2022年6月9日(木)