ヤギを使った除草のメリット 除草のお手伝いに校外にも貸し出されています。
投稿No:9297
ヤギを使って除草 淡路景観園芸学校には2匹の母.娘のヤギが飼われています。除草のお手伝いに校外にも貸し出されています。淡路景観園芸学校(68)マスターコース13 ヤギ
ヤギに草を食べてもらい 除草
今回の勉強は、キャンパスに出て
ヤギを使って除草する、効果の講義です。
ヤギを使った除草にはメリットがあります。
- 機械を使わない
- 環境に配慮した除草
- 生態系の循環をうながす
- ヤギは斜面に強い
- コミュニティつくり環境教育にも寄与する
ヤギが食べるもの
ススキ・桑・ネドハギ・アカメガシバ・
スギナ・ドクダミ・紅葉・柿
サツマイモの葉などです。
冬はほし草を食べます。
飽きない様、栄養が偏らない様、
たくさんの種類の葉を与えるのが良いようです。
岩塩もミネラル補給に必要です。
時々あげるものとしては、
濃厚飼料を朝・夕に手で一掴み程度あげるとよいです。
リンゴは大好物ですが、
発酵しやすいのであげすぎないようにします。
紙はおなかを壊すためダメです。
ヤギにとって有毒な野菜と草は
ジャガイモの実と葉、トマト、水仙、
スズラン、ヒガンバナなどです。
ヤギがたべる草の量、
一日当たり乾きもので体重の3%
生草では体重の15%が適当です。
例えば体重60キロのヤギの場合、
一日当たり干し草で1.8キログラム
生草では9キログラム程度になります。
淡路景観園芸学校では 2匹のヤギを飼っています。
好きな草は桑の葉が気に入っています。
2匹のヤギは親子でお母さんと娘の関係です。
名前はユキとコユキです。
ユキはお母さん、コユキは娘です。
このヤギは除草のために、
貸し出されることもあります。
飼育環境としては、
屋根と風よけがついた小屋が必要です。
飼料タンク・水飲みバケツ・すのこの設置が必要です。
飼料タンクは虫が湧きやすいため、
注意が必要です。
夏の暑い日は日陰が必要です。
理想的には、放し飼いにしてガーデンを柵で囲むと
柵の中で過ごしてくれます。
ヤギを飼ううえでの課題
思っている以上にヤギは草を食べます。
3~5日以上で、繋ぐポイントを移すのも可能です。
柵で放し飼いすれば除草効果が期待できそうです。
思っている以上に糞と尿をするので
人が多く出入りするガーデンの場合は
こまめに清掃をする必要があります。
お世話担当者が責任感を
しっかりと持って飼育する必要があります。
角で突かれないように注意してください。
2022年3月13日(日)