世界文化遺産 国宝姫路城 【前半】

2005年2月10日、姫路城を訪れました。

タクシーに乗って、姫路城に行くといえば、運転手さんに「お客さん、よその人ですね」と言われました。

姫路城

なぜわかるのでしょう。それは、姫路の人は姫路城に行くときは桜が咲いている花見の時か、何か特別なイベントがある時のようです。

私も神戸に住んで長くなりますが、ポートタワーに上ったのは、あれはいつの日だったのか、たぶん30年は経っていると思います。

姫路城

姫路城の大手門を通っていくと、すぐに広場があって、そこからは姫路城の天守閣の全体が見えました。たいていのツアーはこれをバックに記念写真を撮るようで、長椅子や踏み台がたくさん用意されていました。

この2月の時期には、姫路城を飾る化粧のようなものがありません。人間でいうと、すっぴんというのでしょうか。例えば、桜の時にみる姫路城はとても艶やかです。しかし今は木には芽も若葉もなく、芝生は枯れ、姫路城は素肌同然です。


冬の平日ということもあって、訪れる人もまばらでゆっくりと見学ができます。

姫路城

しかし、こんなときでもやはり来ているのは学生さんの団体グループです。姫路城に来たのは私も思いおこせば小学生か中学生の頃の団体旅行でした。

あの時には何を見たのでしょうか。確かお菊の井戸とか、宮本武蔵が閉じ込められた部屋とか、敵が攻めてきたら混乱させるような迷路や、いざのとき一番えらい殿様がそっと逃げる逃げ道とか、隠れ道とかがここですよといった説明を聞いた気がします。

姫路城

その次に、13,4年前に、桜の花が咲く頃、中学に入学し神戸を離れて寮で生活をする前にしばしの別れとなることから、花見にでも行こうと誘い、息子を連れてきたことがあります。そして今日、これで3回目かなと思います。

姫路城

姫路城の綺麗さは、雪の写真、桜の写真、あるいは秋の満月の写真がありますが、今日来てみると、素肌の姫路城を見ました。

姫路城

姫路城

天守閣の周辺や白い壁の城郭の周りに飾るものがないので自然の美しさです。

姫路城

姫路城