巻き返し:巻き返しなるか。景気回復は始まったばかりなのに、もう注意信号が出ています

巻き返し:巻き返しとはならないのか。最近気になる記事~景気回復は始まったばかりなのに、もう注意信号が出ています~

巻き返しとなる事を期待していましたが、始まったばかりの景気回復はすでに注意信号が出ている、という記事を見つけました。

2005年9月8日号の週刊新潮によれば、アメリカの住宅バブルが崩壊すれば、世界同時株安がおきる可能性があることを示唆していました。

これを指摘しているのは、かつて東南アジアの金融危機を予言したプリンストン大学のポール・クルーグマン教授です。

教授は、「来春にもバブルが弾ける」と発言し、連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長も、住宅バブルの破綻を警告しています。

アメリカも金利を上げ、過熱を防ごうとしていますが、日本と中国が巨額の外貨準備金で米国債を買うので、長期金利が上がらないと、エコノミストの霧島和孝氏は分析しています。

しかし、何かのきっかけで長期金利は急騰し、バブルが破裂するだろうと言われています。そのきっかけは、石油の暴騰になる可能性もあります。

こうなると、日本も輸出が鈍化し、不況に陥る可能性があるということです。

詳しくは、本誌を参照してください。

私の周りにも、不動産投資の話を耳にするようになりました。銀行の人も、以前のような慎重な融資から、少しずつ大胆な融資物件が出ていると言っていました。

結局のところ、誰かが買って儲かれば、だんだん気持ちが大胆になり、そのうち、我も我もと追随者が出て、そのうち、遅れると損するという気持ちに変わり、最後はババ抜きゲームとなります。

誰だって、ババは引く気はありません。しかし、いつか来た道で、誰かがババを引くことになるのですが…。

前回の1990年までのバブル崩壊時では、だんだんと警戒心が無くなり、ネコも杓子も不動産投資を口にし始めたときが、ピークの時でした。

皆さん、ババを引かないように、お気をつけください。