安室憲一先生の淡路島の別荘。安室憲一塾 ワイガヤ荘で合宿
安室憲一先生の教え方にそうだと感じました。
安室憲一先生の教え方にそうだと感じました。
安室憲一先生の淡路の隠れ家、ワイガヤ荘に、
神戸商大のMBAの会メンバー6名がひそかに集結
し、経済、経営、社会問題などを
夜を徹してワイワイガヤガヤと議論を交わしました。
ワイガヤ荘は隠れ家なので
正確な位置をお知らせすることは出来ませんが、
山林の中に建ち、農業用水の池に面して、
春夏秋冬、四季の花に囲まれ、
鳥は朝からさえずり、
月は湖面を照らし、
風はススキの穂をなでて、
夜の頭上には満天の星を戴く自然に恵まれた別天地です。
早く着いた者から、
ビールを冷蔵庫に入れたり出したり(一杯呑むため)、
今夜の鍋料理の下準備のため
白菜、豆腐、こんにゃく、ちくわなどを鍋に揃
えたりして、全員が揃うのを待ちました。
ワイガヤ荘のテラスから見る沈みゆく夕日は、
今日の一日の終わりを感じました。
ヘーゲルの言葉に、
「ミネルヴァの梟は、黄昏がやってきてはじめて飛び立つ」
といわれています。
つまり、日が沈むことは思考が始まることなのです。
深い静寂の中でテラスに椅子を出し、
安室憲一先生を囲み少しずつ
ワイガヤ序論は始まりました。
日が沈むにつれて気温は下がり肌寒くなり始め、
お腹も空いてきたので、
ワイガヤ風キムチ鍋の始まりとなりました。
安室憲一先生のご配慮で、軍鶏の肉と、
福島の銘酒「頌歌」をいただきました。
軍鶏は脂身が少なく
歯ごたえがあり普通の鶏肉とは違った逸品でした。
頌歌は日本酒に造詣の深い大下さんがいたく感じていました。
日本酒の匂いが軽い深みのある味わいでした。
これにバルセロナから持ちかえったワインも添えられました。
安室憲一先生はだんだんとお酒がすすみ、
ろれつが少しずつ怪しくなってき
ましたが、酔いが回る前に言われたことは、
私たち社会人大学院卒のやるべ
きこととして社会的貢献について
色々とお話をされました。
感じました。
安室憲一先生のお話にそうだと感じました。
*太字が安室憲一先生の言葉で、あとは松葉博雄のコメントです。
・易しくいえば「面白いことをする」ことで周りの人を幸せにすることです。
これは高杉晋作の考えと似ていると思いました。
面白くなき世を面白くすることは、世直しでもあります。
安室憲一先生のお考えが高杉晋作と
共通していることに共鳴しました。
そのために経営学を応用すること。
構想や夢を語ることはいいのですが、
それを実際に構想を実現させるまでに
は、各段階でのマネージメントする
現場の協力が必要となります。
たとえばピラミッドを作ることを考えてみると、
ピラミッドは公共工事として行なわれたようですが、
石材を運ぶことから労働者の長期的な生活を
サポートすることまで、
多くの現場に発生する問題を
マネージメントすることが経営となります。
考えることから実践するまでには
マネージメントの必要があります。
大学が周りの社会と協力しあって、皆さんが生きていく希望と糧を得るようにサポートしていく。
医学部であれば
教育、研究、実践のために付属病院があります。
付属病院を通して若い医師を育成し、
新しい治療方法を研究し、
地域の病人の治療にあたります。
このような実践的な問題を経営学にも取り入れ、
地域の企業やその利害関係者の方々に
経営に関する知識や情報を提供することで、
企業の存続をより確かなものにサポートすることが
大学の産学連携となるのではないかと思います。
企業にも病もあれば老化もあります。
適切な措置により存続が確かになることも
あるのではないでしょうか。
特に神戸の未来構想については、「神戸ホスピタリティ都市」プランなどを熱く語られました。
神戸市は医療産業都市構想を掲げています。
神戸に限らず京阪神まで視野を広げると
神戸の観光資源が医療産業と
相乗効果を起す期待があります。
医療を受ける人だけでなく
看病、お見舞いにまで視野を広げると、
神戸から、日本、アジアにまで
マーケットが大きくなります。
これまでにない病院のイメージを変えて、
「病院に行こう」というようなホスピタリティの高い、
居住性のよい、家族に囲まれた病院が
イメージできたらよいではないかと思います。
参考・・・神戸医療産業都市
具体的な提案を4件ほど提示されましたが
詳細につきましてはまたの機会に
順次お知らせいたします。
感じましたと、役割を感じましたと合点していると、
いつのまにか時計の針は12時を回り、
日付は翌日になってしまいました。
おもしろきなき世をおもしろくするお話に
すっかり引きこまれて、
酒も焼酎もワインもビールもみんな空になって、
気がつけばいびきの声も聞こえ
今夜はこれでお開きとなりました。
- ワイガヤ荘亭主、安室憲一先生へ -
大変お忙しい中で
卒業生にまで大切な時間を割いて、
親しく酒を酌み交わす
機会をいただきましてありがとうございました。
おもしろい世をつくるために
微力ながら私たちも何かをお手伝いさせて下さい。
2004年10月中旬