研究論文の学術的意義とは、先行研究の知見・従来研究成果への貢献である。

実践的・実務的意義はあってもいいが、研究の直接の目的ではなく、副産物であると、明石芳彦先生は言われています。 2015年後期ゼミ第二回 社長ブログ神戸/大阪市立大学大学院大学院 客員研究員

大阪市立大学大学院 博士後期課程のゼミに参加しています。

いつもなら松葉博雄が一番先に教室に入っているのですが、

今日は山﨑真嗣さんが先に来て、既にパソコンを立ち上げていました。

山﨑真嗣さんは夏休みの間かなり研究が進み、

所属する学会への査読論文の投稿準備が進んでいるようです。

6時半からのゼミの始まる前に、少しゼミ生同士の雑談があります。

11月に松山に行こうという話が持ち上がっていて、

ゼミが終わった後、その打ち合わせを飲み屋さんでビールを飲みながらやりましょうと話がまとまりました。

博士課程後期のゼミでの報告や発表は、博士課程前期の修士課程の発表とは緊張感が違います。

修士課程の場合は、指導にあたる先生も、かなり緩やかな指導ですが、博士を目指す博士ゼミでは、かなり厳しい指摘や、コメントがあります。

今日の最初の発表は、山﨑真嗣さんです。

研究のテーマは、高等学校教育における、起業家教育を選んでいます。

社会人の大学院生は現場で実務的な仕事をしているので、

その立場から問題意識が湧き、調査をするのも現場ならではの一次データがとれることが強みです。

次は、姓本憲和さんです。

姓本憲和さんの研究テーマも、実務家としての問題意識から生まれています。

ここで注意しないといけないのは、明石芳彦先生から度々言われていることですが、

実践的・実務的意義はあっても良いが、それは研究の直接の目的ではなく、副産物としての意義であることです。

社会人の実務家はついつい実務的な面に気持ちが傾き、アカデミックの研究から逸れてしまう事があります。

そうなると、研究者の集まる学会へ投稿論文を提出しても、査読に堪えられなくなってしまいます。

基本的なスタンスは、先行研究でも不明確な事、明らかになっていない事を、自分の論文で明らかにすることで、研究に寄与する研究型です。

その他にこの点を知りたい、確かめたい、解明したいという自己学習型の研究もあります。

もう一つは、世の中の人に、これを私のメッセージとして伝えたいという、発信型の研究もあります。

2015年10月26日(月)



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