資生堂(末川久幸社長)と言えば、化粧品ですが、資生堂は、長命草で、健康食品ドリンクも作っています。

資生堂が使う長命草は、沖縄では、「サクナ」と呼ばれています。第129回沖縄訪問(11)

資生堂(末川久幸社長)と言えば、化粧品ですが、資生堂は、長命草で、健康食品ドリンクも作っています。
沖縄訪問は、雨が続いています。朝8時過ぎた所です。今日はお天気はやや持ち直して、曇りから晴れになりそうです。

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空には、怪しい雨雲がありますが、真栄田岬も見えます。少し時間が立つと、雨雲はいなくなり、はっきりとムーンビーチと真栄田岬が見えるようになってきました。

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空には、白いちぎれ雲が浮いています。

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お天気を気にしながら、朝ご飯を作ります。今回は、釜を使って蒸し料理です。

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キャベツを敷いて、金城家でいただいた、炊き込みご飯にタコと蟹カマボコを入れて蒸します。

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20分くらい蒸すと、出来上がります。味噌汁は、玉葱と豆腐が入っています。

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朝ご飯を食べた後は、前兼久をドライブしてみます。

金城正浩さんのパッションフルーツの畑にやって来ました。

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金城正浩さんは居るかな?とゆっくりとドアを開けて入っていきます。

どうも気配がありません。

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パッションフルーツのビニールハウスの中では、パッションフルーツの実が沢山成っていました。大きさもそこそこです。

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花も咲いています。パッションフルーツの花や実を観察しながら、ビニールハウスの中を見てみましたが、金城正浩さんの姿はありませんでした。

会社でもパッションフルーツの花が綺麗に咲いて、結局、たくさんの実が獲れたこともありました。

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諦めて次は、山城興善さんの畑に行ってみます。いつもと違う事がありました。山城興善さんの畑にいる、名なしのごんべさんが居ません。

どうしたのでしょうか?

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山城興善さんを探して見ると、居ました。農作業中です。

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気になるバナナの実を見に行ってみると、実が実らないまま落ちてしまっています。

どうも元気が無かったようです。また、沖縄バナナを神戸に持って帰り損ねました。

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山城興善さんの畑を借りて、バナナを植えてみると、バナナの収穫には、多くの困難があります。まず、栄養です。バナナの木は、バナナの房をつけるまでには、相当な養分が必要です。

土が痩せていると、バナナの実は成りません。山城興善さんは、畑に有機肥料をトラックで運んで、土地を肥やしています。土地が肥えていると、バナナは、2年もすれば房をつけます。房ができても、お天気が問題となります。

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特に、寒い季節にバナナの房がつくと、なかなか太りません。いわゆる冬バナナは、細くて味もよくないのです。初夏にバナナに房がつくと、気温が上がる度にバナナの実は太くなって、立派なバナナが実る可能性があります。

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それでも、障害があります。それは台風です。台風が直撃すると、バナナは倒れてしまいます。この台風が避けられても、次に待っているのは、野鳥です。野鳥は、しっかり目をつけて狙っています。収穫しようかなぁと思っていたら、烏やひよどりなどに、食べられてしまうことがあります。

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山城興善さんの畑はよく耕されていて、茄子の苗がもうすでに実を付けています。茄子の実を見て、思い出すのは、格言です。

「親の意見と、茄子の花は、千に1つも無駄がない」と言われています。なるほど、親の意見は無駄がないのです。茄子の花も、咲いたからには結実するのです。

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ゴーヤの棚もできていました。松葉博雄も、神戸でゴーヤ作りを試みている話を、山城興善さんにしています。福島原発事故以来、関東地方では節電の意識が高まり、日よけにゴーヤを使った緑のカーテンが流行りそうです。関東の種苗店では、ゴーヤの苗が、よく売れています。

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長命草(ボタンボウフウ)も植えています。沖縄本島では、長命草のことを、「サクナ」と呼んでいます。サクナの葉っぱは、美容に良いという葉っぱで、資生堂では、長命草を使って長命草ドリンクを缶ジュースとして(1缶160g 200円)出しています。

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冬瓜も一杯植えています。これは秋にらっきょうを植える為の下準備だそうです。

冬瓜の葉が広がって、葉が茂ると下草が生えなくなり、そして、らっきょうを植えやすいという事になるそうです。

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冬瓜は、山城興善さんの畑でおよそ1,000個くらい収穫できそうですが、冬瓜の市況相場は安く、冬瓜を売る事が目的ではありません。

本命は、市況相場の高い「らっきょう」です。らっきょうは、島らっきょで、精力剤になるような強い匂いの強い、らっきょうです。らっきょうと言うよりは、ニンニクに近い感じです。

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名なしのごんべさんは、居ないと思っていたら、ちゃんと居ました。床下の隅の方に、暑さをしのいで隠れていました。

人なつっこく、松葉博雄を見ると、抱きつくように寄って来ますが、触られると服がどろどろになるので、距離を置いて、声をかけてあげます。

2011年5月18日(水)

 

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