清明祭(シーミー)」 沖縄のお墓参り 同族一門(門中)の大切な行事
投稿No:9860
今回の沖縄訪問のメインイベント 沖縄のお墓参り 清明祭(シーミー)へ参加してきました
清明祭(シーミー)とは
沖縄県で行われる伝統的な先祖供養の行事です。
毎年沖縄では4月に入ると、
各地で清明祭(シーミー祭)の準備が始まります。
以前は毎年、参加していましたが、
家族や親戚が集まる行事なので、
新型コロナウイルスの影響で、
村全体が自粛をしていました。
そして今年、4年ぶりにやっと
開催されるという事で連絡を頂き、
沖縄へやってきました。
松葉夫妻は金城家の一員ではありませんが、
いつも来ているので
皆さんとは顔馴染みになっています。
コロナが蔓延する前に
まだまだ小さかった子供たちが
元気に走り回るまで成長をしていて
子どもの成長は早いなぁと、驚きました。
今までは、清明祭の時には、
不思議とお天気は晴れていたのですが、
今回は小雨が降っていて
急きょ、青のビニールシートで
屋根をはりました。
清明祭は、一族の皆さんのうち、
男系の血族が中心になって、
祖先のお墓参りをします。
お墓の中には、何人もの
ご先祖様が合祀されています。
納骨堂の前には
たくさんの食べ物がお供えされています。
皆さん、お家で作ったご馳走を
持ち寄ってくるので、沖縄の主婦の方は
お墓へ持ち寄るご馳走作りが大変なのです。
主婦の皆さんは、清明祭が近づくと、
お墓に持ち寄るお弁当やおやつなどの準備をします。
家で作って重箱に詰めて持ち寄るお家もあれば、
手っ取り早く外で買って来るお家もあります。
清明祭には、30人~50人くらいの
親族が集まるので、
いろいろな家庭料理が集まってきます。
私も、神戸から持って来た
お菓子をお供えをさせてもらって、
金城家のご先祖様に手を合わせます。
久しぶりに、こうしてまた
金城家のご先祖様に
ご挨拶できてよかったです。
清明祭は、中国の文化なので、
儒教の教えが色濃く出ていて、
男性の席は左側に、女性の席は
右側に分かれて座っています。
子ども達も右側に座ります。
ここに同席している人は、
松葉さん以外は、全員金城さんです。
皆金城さんのなで、
名前を呼ぶときには、金城さんとは呼びません。
下の名前で呼び合っています。
みんなが、拝み終わった後は
持ち寄ったお供え物を
みんなでいただきます。
男性は、お酒も飲むので、
ビールや焼酎、泡盛など
お酒の種類も豊富に持ち寄っています。
人数が多いので、とても賑やかです。
松葉さんもどうぞ、と、
お皿に食事をとり分けてくれました。
お酒に合いそうなお料理が多いです。
奥さんと、金城千賀子さんと
端の方でイスに座っていただきました。
団欒が盛り上がっています。
久しぶりに、シ―ミーが開催できて
みなさんどこか、嬉しそうに見て取れます。
沖縄では、このように先祖供養に関する習慣が
豊富に存在しています。これらの習慣は、
沖縄独自の文化や宗教観に根ざしており、
家族や地域社会の結びつきを強化する
重要な役割を果たしているのです。
たくさんのご馳走とお酒を頂いて
お腹がいっぱいになってきました。
余ったお料理は、各家庭が
それぞれ持ち帰って、
この日の夕飯になります。
満腹のお腹を消化するために
外へ出て、お墓全体が見える。上段のほうへ
歩いて行ってみました。
お墓全体を見ると、とても大きいです。
コンクリートの部分はお墓になっています。
このお墓の中には
金城家の一族の亡くなった方が眠っています。
どのくらい骨壺があるのか、長老達に聞いてみても、
はっきり数えていないので分からないそうです。
久しぶりに清明祭(シーミー)が
開催され、参加できて、私も嬉しく思います。
また来年も、参加できたら
嬉しく思います。