沖縄うるま市 趣味にはまった人 部屋中を貝細工で埋め尽くす 材料は浜辺で拾った貝殻
投稿No:9695
うるま市 安慶名巖秋さん 貝細工を個人宅で無料で展示 すべて一人の手作り作品
朝日会のメンバーの
松田光正さんから、電話がありました。
沖縄にきているならどこか、
ドライブご一緒しましょうというお誘いです。
電話がかかったときに、いた場所は、
うるま市の石川の市街地でした。
場所を告げると、
そこに行くから、待っていてくださいと言われたので
暫く待っていると、すぐに松田光正さんが
車で、あるお店の駐車場にやってきました。
車は私が使っている、レンタカーの車で
この辺りの珍しいところを
内しますと言われました。
家の外も部屋も貝細工がいっぱい
貝細工を展示して
訪れる人に無料で公開している
安慶名さんのお家に行くことになりました。
行って驚くのは、家中が貝細工だらけです。
まず、家の外のブロック塀には、ずらりと貝が
貼り付けられています。
細い路地を通って、
展示している場所にゆっくりと進んでいくと
右も左も、貝細工が置かれていたり、
吊るされていたり、
上も下も真ん中もみんな貝細工です。
材料となる貝は、
浜辺でご自分で拾って集めたり、
お友達が譲ってくれたり、
自分自身で、海中に潜って
収集した貝を使っています。
小さな貝やら大きな貝を使って
きめ細かい貝細工を自分一人で、
自分一人のアイディアで作り続けているそうです。
展示するだけで、販売はしていません。
一通り見ると、家の中も見せてくれました。
家の中も貝細工が中心で、
どこに寝るのかと思うほど、
ぎっしりと貝細工が展示されいます。
外には、
ツタの茂る、ヒスイカズラの棚を作って
ここにも貝細工を吊るしています。
ヒスイカズラが4月と6月の年二回
花が咲くそうです。
ヒスイカズラは、宝石の翡翠色をした、
美しい葉や花を持っています。
見ごろになると翡翠色の花が
藤のように垂れ下がり、とても綺麗で見ごたえがあります。
(過去ブログ:沖縄 本部町伊豆見 ベコニア園のヒスイカズラ)
安慶名さんは、
私たちが勝手にやってきたのに、
ちゃんとお茶を出してくれました。
松田光正さんとの顔なじみなので
2人が話しているのを聞いてても
沖縄の方言が混ざるので、
何を言っているのかよく分かりませんでした。
安慶名さんは
もともとは、盆栽が趣味で、
盆栽を一生懸命作っていたそうですが
それが、ある時期から、
貝細工に転向したそうです。
この作品は、どこか、盆栽の面影を感じます。
貝細工は、
ヒスイカズラの棚に、
たくさんぶら下がっています。
台風が接近するときには
貝と貝が揺れてぶつかって壊れるので
台風の前に2時間かけて棚から降ろすそうです。
まあよくこれだけ貝があるものだと
感心していまいました。
私の趣味としては、
こんな根気のいる細工物は苦手です。
しかし、ご本人は自分の作った貝細工を
見に来てくれる人がいると
とても嬉しそうで、
無料で誰にでも開放して見せています。
人が来て、お話しするのが趣味のようです。
以前に南城市で
オープンガーデンがありました。
そのときも、それぞれの家のガーデニングを見て回って
その育てたオーナーの方と
話しした思い出がよみがえってきます。
自分の趣味をほかの方が見てくれて
そして褒めてくれれば、とても満足なのです。
家の中にこんなに勝手に他人が入ってきても
心配ないのですかと、
私が聞くと心配ないそうです。
時々は黙って持って帰る人もいるそうでうす。
それはとても残念なことです。