神戸海上花火大会は、夕方7時半まで、決行されるのか、中止になるのか、お天気の具合でハラハラしながら、最初の1発目の打ち上げ花火を待ち遠しく待っていました(1)
今年の花火大会ほど、ハラハラした花火大会は、近年希なことです。これまで、神戸の花火大会は、8月の第1週目の土曜日と決まっています。
上空には、どこかの報道関係会社が飛ばしている、取材用のヘリコプターが巡航しています。ヘリコプターが高度を下げて、大きな音で旋回すると、とても不安になってきます。
それは、1995年の阪神淡路大震災のときに、思い出が繋がるからです。迫り来る恐怖をあおるように、ヘリコプターの音が聞こえてきます。あのときの思い出が、ヘリコプターの爆音で蘇ってくるのです。
上空には、取材用のヘリコプターが巡航しています |
神戸の花火大会は、いつも晴れになっていて、雨の心配は記憶にありません。ところが、2009年は、まだ8月になっても、梅雨が明けていないのです。
こんなことは珍しく、ファッション業界では夏物が売れず、飲食関係では冷たいものが売れず、須磨の海水浴場は人出が少なく、あちらこちらで嘆きの声が聞こえています。
JR三宮駅の人出を見てみても、例年よりもはるかに少ない人出です |
一体、今日はどうなることやら、神戸市民の皆さんも、やきもき、ハラハラしています。JR三宮駅の人出を見てみても、例年よりもはるかに少ない人出です。
神戸の花火大会は、神戸港の海上から打ち上げられるので、一番よく見える、音が良く聞こえる場所は、神戸港の港湾設備がある近隣地区です。
少し近づいてみます。もし、急な雨が降り出したら、濡れないように、傘は忘れずに持っています。
いつものように、神戸港の方に向かって、ゆっくり歩いて行くと、さすがは事前に約束していたのか、若い男女が浴衣姿で、めかして、花火見物に向かっているカップルが多く見られました。
心配なのは、浴衣姿の女性が、傘を持っていないことです。もし、雨が降ったら、どうなるのか、親心のように心配になってきました。
花火が見えるビルの一室から、見物しています |
雨の心配があるので、港の港湾施設では進まないで、花火が見えるビルの一室から、見物しています。
7時半になると、開会を告げる打ち上げ花火が一発、大きな音を立てて、「今からやるぞ」と、宣言するように、ドカンと大きな炸裂音が聞こえてきました。
花火は見えたものの、立って映画を見ているようで、障害物となって、よく見えません |
花火は見えたものの、近年、神戸の港湾施設の近隣には、高い建築物が建ち始め、まるで、映画館で座ってみていると、前の席の背の高い人や、横に幅広い人が、立って映画を見ているようで、障害物となって、よく見えません。
1時間ほど見ていると、夕食の心配をすることになり、近くのお店で夕食を食べようということになりました。
2009年8月1日(土)