いい写真 撮りたいな:餅つきを見て人の形成を考える

 

松葉博雄のいい写真撮りたいな:「餅つきを見て人の形成を考える」

 


蒸籠で蒸した餅米は、石臼に入れられると、杵で揉むように潰していきます。

「鉄は熱いうちに打て」と言うものの、「餅は熱いうちに揉め」となります。

揉んで、すり潰して、それから杵で叩きます。

刀鍛冶は、熱い鉄を打っては、半分にして重ね、また打っては、半分に重ねて、強い鉄を叩いて作っていきます。

餅も、打ち始めると、打っては重ね、重ねては打って、おいしい餅へとなっていきます。

人も、若いうちに、あちらこちらで、揉んでもらい、知恵を叩いてもらうと、賢い、気配りのある人間に成長するかもしれません。