沖縄県恩納村山田地区の「ルネッサンスリゾート・オキナワ」のビーチで、イワシの群れを追い込み漁で、大量に捕らえました 第91回沖縄訪問(14)
沖縄県恩納村山田地区の「ルネッサンスリゾート・オキナワ」のビーチで、イワシの群れを追い込み漁で、大量に捕らえました。始めてのメザシ作りです。
【沖縄県は、リゾートウエディングの振興に取り組んでいます。カップルが出来るには、運命の出会いが必要です。 その14】
一旦、前兼久港に帰って、朝日会で雑談をしていると、今から山田沖へイワシを獲りに行くということになりました。
丘から見ていた冨着信常さんが、浜辺の近くにいるイワシの群れを発見して、知らせてくれたのです。早速、出動です。一緒に船に乗せてもらいます。
片山さんは、ウェットスーツを着ているので、海に入って、追い込み係です。
金城正則さんと、松葉博雄と、船の船長は、山城興善さんです。
山田の港の方に行きます。山田の「ルネッサンスリゾート・オキナワ」の沖合いです。
冨着信常さんが見つけたイワシの群れを、網で追い込んでいくことになる訳ですが、電話で連絡を取り合って、丘の方から見ている方向で、船は進んで行きます。
高い所から海を見ると、イワシの群れは、黒い塊に見えるようです。
でも、船から見ると、水平なので、どの辺りにイワシの群れがいるかは、なかなか分かりません。
イワシの群れに、船が近づきすぎると、イワシの群れは、驚いて、散らばってしまいます。
そこで、丘から見ている冨着信常さんの指示に基づいて、船は方向を決めて行きます。
だんだん浅瀬に近づくと、船のスクリューが岩に当たりそうになってきました。
目の前には、真栄田岬に続く岩があり、岩には海鳥が巣を作っているのが分かります。
浜辺に近づくと、「ルネッサンスリゾート・オキナワ」の宿泊客の何人かが、ビーチでカヤックや海遊びをしているので、イワシが驚いて逃げ出し、群れが少し広がってしまっています。
もうそろそろ網を入れないと、イワシは散らばりそうです。相当、浜辺の近くまで近寄って、網を入れて行きます。
片山さんが海に入り、イワシを網の方に追い込む係をしてくれます。
船は円を描くようにぐるっと囲って、網を丸く張ります。イワシを囲ったと思ったら、今度は、船にある板を使って水面を叩いて、イワシが驚いて網に掛かるのを待ちます。
そして網を引き上げます。かなりたくさん獲れたと思っていたら、残念ながら、網に穴が空いていたので、かなり逃げられてしまっています。
揺れる船で、足を踏ん張りながら、松葉博雄は網を引き上げる係りです。「えんやこら、えんやこら」の大漁節の音頭に合わせて、網を引き上げます。
イワシの群れには、イワシを目掛けて、ダツがいます。ダツは、鋭い歯をした大きな口で、イワシを捕らえ、飲み込みます。
イワシの網の中には、ダツが何匹も掛かっていました。
沖縄の海らしく、カラフルな熱帯魚も一緒に網に掛かっていました。
食べられそうもない小さな魚や、ムラサメモンガラの愛嬌のある魚は、網から取り出し、海に逃がしてあげました。
イワシは、前兼久漁港に帰ってきたら、網から1匹1匹取り出します。50メートル以上もある長い網なので、腰をかがめて、網からイワシを取り出す作業は、何人かいなければ、出来ない共同作業です。
網から外したイワシは、1匹、1匹鱗を取って、刺身にするか、あるいは、フライにします。いずれの料理にしても、1匹、1匹鱗を取る必要があります。
石川満さんが、よくお世話をしてくれて、根気よくイワシの鱗を一匹ずつ取ってくれます。
山城興善さんが、お昼に釣ったニイバイを塩焼きにしてくれました。
ニイバイは、トゲが鋭いお魚ですが、白身の魚で、神戸だと、アブラメとか、メバルの味と似ていました。これも美味しいです。
一服してる間に、冨着勝弘さんがサザエを持ってきてくれて、焼いてくれました。
サザエのつぼ焼きは、ビールにとてもよく馴染んで、美味しいです。イワシと一緒に、ダツも食べました。
松葉博雄は、イワシに塩を降って、めざしを作ってみることにしました。イワシに糸を通して、吊って干します。
さて、美味しいものが出来るでしょうか?新鮮なうちに、イワシを塩でしめ、天日に干すと、メザシが出来るはずです。
ホテルに持って帰って、メザシは、ベランダに干します。さらに、乾燥させる必要があるからです。
お昼ごろ獲れたイワシは、夕方には、なんだかお店で売っているような、本物のメザシのような感じになってきました。素人ながら、「やはり、やってみるもんだな」と感じました。
今日は、クレアちゃんの誕生日会があるので、夕方には、金城正則さんのお家に出掛けます。
2007年10月28日(日)