「犬も歩けば棒にあたる」と言う様に、りんりんは、散歩が好きです
りんりんは、散歩が大好きです。「りんりんが大好きな散歩をどれだけ連れて行ってくれるか」という尺度で、りんりんにとっての好きな人の順が決まります。
りんりんが一番多く散歩に同行してくれる人が、りんりんのことを一番理解してくれているように思っているようです。
どうして、りんりんは散歩が好きなんでしょうか?松葉博雄は、小学校、中学校の頃、犬を3匹飼いました。
この頃も、ワンちゃんは、散歩が好きだったことを覚えています。散歩に行くと、まず、あっちこっちにマーキングをします。
それは、自分自身の存在を、他のワンちゃんに伝える情報伝達の理由もあるそうです。犬も歩けば棒にあたる」と、言われるように、散歩に行くと、なんらかの変化があります。
りんりんにとってみると、散歩コースは、いくつかコースがあります。誰と行くかによって、散歩コースも微妙に変わるようです。
標準を20分とすると、「この人だったら、20分より短い」と思った場合に、取るコースがあります。「この人だったら、20分より長くなりそう、ラッキー」と思うと、コースが変わってきます。
りんりんは、今、お気に入りの友達がいます。このお友達とちょっとヒソヒソ話をして、愚痴を話し合って、悩みを聞いてもらうと、20分では済みません。
今日行っている散歩コースは、りんりんの親友のプリンちゃんと出会うコースです。
プリンちゃんのいるお店の前に行くと、ガラス越しにプリンちゃんにアイコンタクトを送ります。プリンちゃんが反応すれば、お店の人は、りんりんとプリンちゃんが相談できるようにお店のドアを開けてくれます。
「犬のおまわりさん」という歌があります。「迷子の迷子の仔猫さん♪あなたのお家はどこですか?名前を聞いても分からない…♪」
りんりんも、よく交番の前に行きます。交番の前では、おまわりさんの仕事をよく見て、「ボクもおもわりさんになったら、あんなことしよう、こんなことしよう」とよく署員の行動をじっと見ています。
さて、プリンちゃんと会ったりんりんは、プリンちゃんが着ている服について、気になるのか、似合っているかどうかを、気の付いたままプリンちゃんに話しています。
プリンちゃんは、りんりんにほめられると嬉しそうで、「ほんとに似合ってる?」とまんざらでもありません。
りんりんは、プリンちゃんが着ている服が本当に似合っていることを、身体を使って伝えています。
りんりんの伝え方は、プリンちゃんの服に沿って、鼻を近づけて、「ここが似合ってる」とか、「ここは少しだぶ付いている」とか、細かいことまで伝えています。
プリンちゃんは、よく服を着替えて、オシャレを楽しんでいます。
一方、りんりんは、服を着せられるのが嫌なんです。散歩のときに、雨降りのときは、濡れないようにコートを着せようとしても、コートでも嫌がります。
今日は、思わぬボーナスをもらったような、長い時間の散歩コースで、ラッキーでした。プリンちゃんは、りんりんに対して、あまり愚痴や、悩みをストレートには打ち明けていません。
どうやらりんりんは、聞き役よりは、話し役のようです。それとも、慰め役でしょうか?散歩がそろそろ終わる頃になると、りんりんは、お家を目指して、散歩が終わるともらえるおやつを目指して、帰って行きます。
2006年12月21日(木)