新興国の企業債務が急膨張しています。

アメリカの利上げが、新興国から資金を引き揚げるきっかけになると、リーマンショックの二の舞になりかねません。11月の新聞

10月も終わって、コンタクトレンズ販売では、1年で一番閑散期となる11月に入ってきました。

気になる新聞記事がありました。

世界中で、金融緩和が始まって、もう七年です。

この結果、アジアや中東などの新興国の企業が抱える債務が膨張しているようです。

債務残高は、7年で3倍近い25兆ドル(約2600兆円)まで膨らんでいます。

ここでもし米国が年内に利上げすれば、新興国通貨の下落から返済負担が増して、借り入れを起こしている企業経営を圧迫してきます。

そうなると、雇用と投資の抑制が起こり、世界経済のリスクとなりそうです。

2008年のリーマンショック以降、世界的な金融緩和に低金利で資金調達が可能になりました。

その結果新興国企業は借金を膨らませています。

中でも借金が多いのは、中国企業です。

7年前に比べて、中国企業の借り入れは3.8倍も増えています。

借金に頼って投資を続けていた新興国企業は、もし米国の利上げが起きれば、ドル高が起こり、自国通貨に換算した返済額はさらに膨らんできます。

こうなると、マネーは、リスクを恐れて、新興国から逃げていくことも予想されます。

①ドル高が進む

②借金の返済負担が増える

③投資マネーは海外に逃げ出す

こうなると、実体経済は悪化し、さらに経済の不安に陥る悪循環の懸念が考えられます。

このような構図を考えると、つい考えるのは、「あなたならどうする?」です。

2008年秋のリーマンショックのときは、私は社員の皆さんに、リーマンショックに動揺しないようにと話し、朝礼で、わが社はリーマンショックを乗り越えると皆さんに宣言しました。

あれから、もう8年です。

リーマンショックを乗り切るために、各国は超低金利政策をとってきました。

そろそろ・・・その反動が起きても、不思議でない時期にきています。

こんな内容の話を、朝ご飯を作ってくれた奥さんを相手に、わかりやすく話しながら、朝ご飯を頂きました。

とにかく、仕事があって、ご飯が食べられたら、それが幸せだと思います。

この落ち着いた生活が続くように、願っています。