「現代の名工」を受賞した、山口茂さんの造った、瓦土製の家紋を、敬老の気持ちとしてもらいました。
山口茂さんは、親子2代の、現代の名工を受賞しています。
リッキー君のお父さんとお母さんから、敬老のお祝いに、瓦を使った家紋の盾をいただきました。
この家紋は、有限会社 山口鬼瓦店の、群馬県ふるさと伝統工芸士 山口 茂さん(群馬県藤岡市)が造った、手作りの家紋です。
山口茂さんは、平成24年度に現代名工を受賞しています。
瓦を造るのは、三大生産地があります。一つは、兵庫県淡路島の淡路瓦、それと愛知県西部の三州瓦、島根県石見地方の石州瓦です。
山口茂さんは、瓦の中でも、鬼瓦製作に特徴があります。鬼瓦の作成には、へらを使って形を整えていく、芸術的な技術が求められます。
いただいた家紋は、ヘラを使って、丁寧に造られています。
送られてきた鬼板師の紹介記事には、鬼瓦のルーツが紹介されていました。
手作りの鬼瓦は、量産品と比べれば、その差は一目瞭然です。彫りの深さが違うし、陰影と一体感が違います。さらに関東系の鬼瓦の顔は、関西のに比べて迫力や怒気に満ち、おっかないのが特徴なのだそうです。
群馬の伝統工芸「鬼瓦」は、全国観光土産品連盟推奨品 群馬県有料県産品推奨品です。
鬼瓦の歴史は古く、今から1400年前の飛鳥時代に遡ることができます。
初期のものは蓮華文様のものでしたが、奈良時代になると鬼面文様が主体となり、平城宮や平城京の寺院で魔除けとして盛んに使われ、その後、国分寺の造営とともに全国各地に広まっていったようです。
鬼板師 親子二代で「現在の名工を受賞」 山口茂さんと、父 山口喜代蔵さん
家紋模様の鬼瓦板は、手に持ってみると、ずっしりとした重さです。敬老の祝いにいただいた家紋を、部屋に飾り、ゆっくり鑑賞させてもらいます。
有限会社 山口鬼瓦店
375-0024 群馬県藤岡市藤岡1866-7
電話0274-22-0579
2014年9月28日(日)