吉野家:吉野家(阿部修二社長)と言えば、牛丼です。松葉博雄は、初めて吉野家の牛丼を食べました。

吉野家の牛丼を、初めて食べる時、注文を何にするか、考えました。ほ~ほ~ホタル来い(2)

吉野家の牛丼を初めて食べました。吉野家の牛丼は「うまい、やすい、はやい」をコンセプトにしています。

有馬の朝は、小鳥のさえずりが聞こえ、山の峯からは日が差してきて、まるで昔から続いているような起床を迎えました。有馬の朝は、やや肌寒く、吐く息が白くなることはありませんが、裸足の足が、床の冷たさを感じます。

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こんな時は、すぐに朝湯に入ります。誰も居ない温泉の浴槽に浸かって、窓から見える木々の新緑をゆったりとした気持ちで見ていると、場所を変えることで、気持ちが変わることが実感しています。

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今日のこれからの行動予定ですが、奥さんに、どこへ行きたいですか?と尋ねます。奥さんの希望は、食材の買い物です。グルメです。

松葉博雄は、お腹が空いています。そのお腹も、和食は受け付けますが、パンやバター、チーズは敬遠していて、好き嫌いが激しいお腹です。このお腹を満足させるためには、有馬温泉街では、飛び込みでは無理のようです。

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有馬の温泉街は、いくつかの顔を持っています。一番目立つ顔は、厚化粧をした営業用の顔で、それは、大きなホテルや古い旅館に見られる顔です。

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もう一つの有馬の顔は、落ち着いた、大人の文化人的な顔があります。それは、有馬温泉の奥の方に入っていくと、昔からの別荘に見られます。茅葺き屋根の玄関に、石畳が敷かれ、奥の方まで庭園が続いていて、ひっそりとした落ち着きのあるお屋敷です。

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この時間、ホテルは、帰り客を見送る時間帯でもあります。忙しい有馬の顔は、朝は玄関にバスが横付けされ、沢山の団体客、泊まり客が、昨夜の思い出を話しながら、バスに乗り込んでいく時間帯です。

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40年ぶりの寂しさに包まれた、今日の有馬温泉街には、ホテルの前に、観光客用のバスが停まっていません。

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誰でも使える有馬温泉は、「金の湯」です。金の湯のすぐ脇には、足湯があり、賑わう時には、早朝から足湯に浸かっている人の話し声が聞こえて来ます。

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さすがの有馬温泉も、東日本大震災の自粛気分には勝てず、お客様も少なく、神戸電鉄有馬温泉駅の前を通っても、ハイキングを兼ねリュックサックを背負った中高年の人たちの姿が見えません。

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有馬駅前から少し離れた所で、吉野家を見つけました。朝食をとるために、吉野家へ入ってみます。松葉博雄は、吉野家に入るのは初めてです。

今まで、気にはなっていたのですが、吉野家で牛丼を食べたみたいなぁと思っていましたが、なかなかチャンスがなく、初めての体験です。

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お店に入って、注文の方法を周りの人たちを見ながら、考えています。要領の良い人は、朝食セットを注文し、それに加えて、皿に盛った牛丼だけを追加しています。いろいろ状況を見て、注文を決めました。

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牛丼並、味噌汁卵のBセットで朝ご飯を頂きます。Bセットには、味噌汁と漬け物がついています。味噌汁だけなら50円、Bセットなら120円なので、漬け物は70円と言うことになります。卵は50円です。

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牛丼と言えば吉野家と言うほど、吉野家は全国で定着していますが、調べてみるとその歴史は、1899年から始まります。

1899年と言えば、明治32年です。明治32年と言えば、東京と大阪に電話が開通した年です。そんなに古くからの歴史がある吉野家ですが、1980年には会社更生手続きを申請しています。

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その後、1983年にセゾングループが資本参加をして、更に、株式会社 ディー・アンド・シーと合併して、社名を株式会社吉野家ディー・アンド・シーに変更しています。

創業100年以上にわたり、「うまい、やすい、はやい」を吉野家のコンセプトとし、変わらずに磨き続けてきた、歴史があります。関連して思い出すのは、キン肉マンです。キン肉マンはいつも、牛丼一筋300年、うまいの、やすいの、と言っていました。

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しかし、2004年に起きた牛肉問題で、牛丼が提供できなくなったとき、牛丼だけに頼らない新たなビジネスを確立し、牛丼だけではなく、牛丼以外のメニューや、朝の定食が生まれました。

今日の朝ご飯は、松葉博雄と奥さんの、2人で食べて950円でした。奥さんに、「これで、グルメなん?」と、言われると、これからもっと、グルメを捜しに行かざるを得ません。

 

2011年6月2日(木)