桜、城、侍と来れば、本居宣長の「しきしまのやまと心を人とはば朝日ににほふ山ざくらばな 」となります。
桜、城、侍と来れば、本居宣長の「しきしまのやまと心を人とはば朝日ににほふ山ざくらばな 」となります。篠山城の桜は、本居宣長の大和心に繋がります。「兵庫県 ふるさと桜づつみ回廊」兵庫県北部桜探索(3)
丹波篠山の桜は、篠山城の桜が見事です。
丹波篠山城の桜は、
「兵庫県 ふるさと桜づつみ回廊」にも、入っています。
JA丹波篠山の「味土里館」で買い物をしたあとは、
篠山城へ向かいます。
篠山城跡へ向かう途中の青山通りです。
昔ながらのお店が建ち並んでいます。
お城の周りのお堀に沿って、
駐車場のある、お城の中の公園に向かいます。
綺麗に咲き乱れる桜と沢山の提灯が、
お出迎えをしてくれています。
篠山幼稚園です。お城の中の広場では、
陶器市が行われますが、今日は、陶器市は終わっていました。
堀の上にも桜がたくさん咲いています。
篠山市三の丸西駐車場に車を入れると、
駐車料金は200円です。
駐車場を管理するのは、株式会社アクト篠山です。
株式会社アクト篠山(小林正典社長)は、
篠山市の中心市街地の観光事業やまちづくりを担う会社で、
市営駐車場の委託管理を行っている会社です。
篠山城の三の丸西駐車場は、駐車場と言っても、
元は、中学校の校庭です。
松葉博雄が、随分前に、
子ども達を連れて篠山城の桜を見に来ていた頃は、
今日見ているしだれ桜は、
学校の入り口前の広場にされていました。
今は、駐車場になった広いスペースの一隅に、
周りを保護柵で囲まれ、根っこが踏まれないように、
樹医さんの手で守られています。
白っぽい桜から、薄いピンクが入ったものまで、
同じ桜の木でも、花びらの色は少しずつ違っていて、
その色合いを楽しむのも、花見の醍醐味の一つです。
桜の花が似合う借景とは、なんでしょうか?
松葉博雄は、お城が桜の借景に似合うと思います。
そこで連想するのは、お城には武士がいて、
武士の本質とは何かに繋がります。
サムライの本質について、
新渡戸稲造博士は、著書「武士道」に、
本居宣長の詠んだ有名な和歌が記しています。
「しきしまの 大和心を人とはば 朝日ににほふ 山桜花」とあります。
桜の花は、一斉に美しく咲き、
散り際も綺麗なので、
武士の鑑として評価されているのでしょうか?
確かに、散り際は綺麗で、風に乗って花びらは散っていき、
お城のお堀の一部に、雪の積もったように、
ひとかたまりになっています。
2011年4月21日(木)